第六十八話
[13/13]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
た。
「だが、現実の彼女達はどうだ?確かにかわいい。だがっ!それでも彼女達は人間だ。二次元じゃない」
それはそうだろう?当たり前の事だ。
「現実にいる彼女達を遠目に見て俺達は一つの真理を確信した」
何だ?
「二次元は二次元だからこそ好きで居れる、と。憧れと現実は別物だと、ね」
…確かに真理かもしれない。
「俺達が好きなのはこの絵の彼女達であって、それっぽいリアルの女性では無い事に気が付いた。…君も思ったことは無いかね?自分の好きなキャラクターのコスプレをしている女性コスプレイヤーを見て、自分の好きだったキャラが汚されてしまったような感覚をっ!」
あー、なるほど。彼らからしてみれば現実の彼女達はただ似ているだけの現実の人間でしかないわけか。
確かにこの絵のように目は大きいわけでもなく、頭身だって普通のリアルの人間だ。
確かに似てはいるが、それだけに彼らはギャップを感じてしまったか。
「だから、俺達は造る事にした。俺達のヴィータをっ!フェイトをっ!『リリカルなのは』をっ!」
力強く宣言した深板。
は?
こいつは今何を言った?
「先日配布を開始された『ザ・シード』。これをうまく使えば映画の一本や二本は簡単に作れるだろう。SAO内ですら可能だったのだから」
VRアバターを二次元キャラクターに似せる事は可能だろうし、魔法や飛行などと言った事もVR内ならば可能だ。
「魔法だって設定すれば使えるのだからな。ある意味現実世界でのそれ(魔法)より素質に影響されにくい所を考えると素晴らしいではないか」
それに、どれだけやっても遊びの域を出ないしね、と続けた。
「それで、だ。獅子座さんに頼みがある」
「な、何?」
あんまりいい予感はしないのだけど…
「現実のなのはちゃんとフェイトちゃんに出演依頼してくれない?」
はああああ!?
お前らさっきは関わらないと言っただろうがっ!
「それはそれ。やっぱり作品を作るにしても本人にやって貰うのが一番だと思うんだ」
その後作られた現実世界でのSOS団第一作。『魔法少女 リリカルなのは』はそれは高い評価を得て彼らを革新する事の切欠となるのだった。
追伸
一応やっておかないととは思ったクロノへの報告。
一応『管理局』等の名称が使われるからどうしようと聞いたところ、もしも管理局が地球での勢力にバレたの時の受け入れの前段階として許可されました。
とは言え、所詮は映画だし、誰も信じないとは思うけれどね。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ