第六十八話
[12/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
しい。痩せたらモテたと言われたから…大丈夫だ、すでに俺達SOS団のメンバーで制裁済みだっ!」
いい笑顔でサムズアップする団長。…何があった?
「あたし、リズベットさんの所に挨拶に行ってきますね」
「あ、ああ。俺も後で行くよ」
リズベットはどうやらエギル、クラインとSOS団メンバー以外のグループで談笑していた。
まあ、この集団に入る勇気はなかなか無いだろうけれど。
シリカが離れると入れ替わりにヴィータとフェイトがやってくる。
「お久しぶりですね獅子座さん」
待て、お前はリアルでもその名を呼ぶつもりか!
「アオだ。御神蒼。改めてよろしく」
「あ、ああ。深板だ。よろしく」
「俺はファート。フェイトとは呼ぶなよ?それは彼女の名だ」
あらら、バレてるかな?
それぞれ自己紹介してくれたヴィータとフェイト。
つか!ファートはハーフだったのか!?
SAO内では髪の色や眼の色などは容貌を戻された後もカスタマイズ出来たけれど、まさか本当に金髪だったとは…
「それよりも、此れより異端審問を開始する!」
ザッと俺の周りを囲むように包囲したSOS団のメンバー達。
「な、なにかな?」
すると深板が裁判官風の小槌を持ち、声高らかに宣言する。
「被告人、御神蒼。罪状、テンプレ転生」
は?
「とっくに調べは付いている。今回の集まりをおこなうべく、皆の住所を調べたときに『海鳴』と言う地名があった。もしやと思い、それを深板やファートと連絡を取ったら…な?」
な?じゃないよ団長!
「高町家の隣が君の家だそうじゃないか。しかも、なんだ?なのはとフェイトと思しき人物が君の家に当然の如く上がっていっている。それに極めつけはシリカ嬢だ。…いつの間にリアルでそんな関係に!?羨ましいんじゃボケェ!」
と、深板が憤慨する。
『リア充は爆発しろ!』
うおっ!これはマズい展開か?
ヴィータやフェイトと言う名前を付けるほど好きだったのなら、彼らの暴走が手をつけられなくなりそうで怖い。
しかし、俺の心配は杞憂に終わる。
「安心しろ。リア充は許せないが、俺達にこの世界の彼女達に積極的に関わる気は無い。まぁ、魔法は使ってみたいと思うけれどね」
は?
突然ヴィータにそう宣言されて俺は戸惑う。
「いいか?俺達の中での彼女達はこうだ」
そう言って出されたのは誰が書いたのか、しっかりと色までつけられた二枚のイラストだ。
目を通すとどうやらそれは、なのはとフェイトがバリアジャケットを着てそれぞれのデバイスをかっこよく構えている。
その絵はたしかに記憶にあるアニメに出てきた彼女達にそっくりだっ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ