第六十八話
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◇
ソードアート・オンライン。
後に最大のサイバーテロと呼ばれる一人の天才が引き起こした事件。
デスゲーム。
俺はそんな事件に巻き込まれた一人だ。
突然だが、俺には前世の記憶があった。
前世の俺は所謂…まあ、アニメや漫画が好きな、一般ではオタクと言われる人種だった。
しかし、何が起こったのか俺自身にも分からないが、気が付いたら体が縮んでしまっていた。
いや、若返ったと言うわけではない。
どうやら前世を思い出すのが遅かっただけで、生まれ変わりのようだと気が付いた。
…もしくは憑依か?
成長し、情報を集めるとどうやら自分が居た日本とは現代に至っては総理や、芸能人に知らない名前が多く、…これが一番重要なことかもしれないが、俺の記憶にあるアニメや特撮と言ったエンターテインメントが放映されていなかった。
これにより、平行世界か漫画、アニメの世界の可能誠意が増したわけだが、特に周りに超常の力が溢れていたり、自身に隠された力が!とか言う事も無く、平穏無事に過ぎていった。
そんな時、ゲーム業界で革命が起きた。
MMORPGファンなら心待ちのVR技術の一般化である。
此れにより発売される一本のゲームタイトル。
転生してもオタク趣味は抜けなかった俺は何日も前から店に並び、どうにか初回生産分を手に入れることが出来た。
しかし、此れが俺の運命を大きく変える出来事になろとは…
ゲームをインストールしてアバターを設定する。
ふむ、男女どちらでもいいのか…
と、そこで俺の心に魔が差した。
前世のアニメはこの世界には無いのだから前世のキャラをロールプレイしてもそれはオタクの成り切りとは違って普通のロールプレイになるのでは?
そんな事を考え、アバターをいじくり回すこと数時間。
ピンクブロンドの髪に少し残念なプロポーション、さらに一番凝った所は声だろうか?
基本ボイスからトーンをいじくり記憶にある甲高い声に改変する。
アバター名は、『Louise Francoise le Blanc de la Valliere』
これで俺のVRでの分身が出来たわけだ。
勢い勇んでログインした時には既に夕方、目の前を中世ヨーロッパのような町並みが出現する。
ここがアインクラッド。
ふっ、ここなら思う存分姫プレイができ…ルイズでロールプレイするんじゃ無理ジャン!
姫プレイの基本はぶりっ子だ。ツンデレのルイズじゃハードルが高い。
これは選択を間違ったか?
まあ、いい。
とりあえず周りを見渡し、これからどんな事が出来るだろうとわくわくし、まずは散策と街を歩き始めようとした時、俺の数時間掛けたアバターは突然
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