3部 公人と私人
14話 淫らなバスタイム
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された表情をする。それがいい。
温かい水菜の蜜が指先に絡まる。
なんて扇情的な光景だ。
俺の心は雄に堕ちる。男としての享受を存分に受ける。
美味しい蜜が零れているね。味わったらどんなにいいだろう。
水菜を自分と向かい合わせにして、そして俺は口で禁断の蜜を味わった。
「アウッ!アンッ!アンッ!エリオット!」
「ンンッ…ンンッ…美味しいね…」
「エリオットのこれ…大好きなの…!」
「俺も好きだよ…このプレイ」
水菜のはしたない声が俺を煽る。
この魔性の花に魅せられるのを抑えられない。
後から考えた。
俺の一生の中で1番、この時期が、この身を快楽に、淫楽に、溺れさせた人生だった。
この時期が1番乱れていたのだ。
それは後の悲劇に備えた、俺なりの保険だったのだろう。
この子だけは、身近に置いていたのだ。
例え、愛する家族を、避難させても。
この子だけは、俺の悲しみを埋める、スケープゴートだったのだ。
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