第六百二十話 甘酸っぱさがその二
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「そうよ」
「アメリカだとね」
「レモンティーでドーナツ」
「コーヒーの場合もあるけれど」
それでもというのだ。
「紅茶ならね」
「レモンティーね」
「そうだよ、ただアメリカでもね」
そのレモンティーの国でもというのだ。
「ミルクティー飲む人いるよ」
「そうなのね」
「確かにレモンティーが主流でも」
それは事実だがというのだ。
「けれどね」
「それでもなのね」
「ミルクティー好きな人もいて」
そしてというのだ。
「飲まれているよ」
「そこはアメリカね」
「アメリカって?」
「だから色々な人がいて」
連合の中でも特にというのだ、連合は個性を尊ぶ国であるのでどの国も個性的な人間が多いのである。
「飲みものの好みもね」
「色々だっていうんだね」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「今も言うの」
「そういうことだね」
「アメリカらしいってね」
こうスターリングに話した。
「物凄く色々な人がいて好みもそれぞれね」
「そういうことだね」
「何かね」
七海は飲みつつ言った。
「連合はどの国もお店のメニュー多いっていうわね」
「そうなの?」
「セーラがこの前言ってたわ」
こう彰子に話した。
「この国は兎に角ね」
「メニューの数が多いの」
「お店のそれがね」
「そうなのね」
「マウリアは基本あれでしょ」
そのセーラの国はというのだ。
「カリー」
「もうそれよね」
「カリーがお料理で」
「カリーじゃないお料理ないわね」
「ええ、けれど連合はね」
この国はというと。
「色々な国の色々なお料理があって」
「それで好みも色々で」
「それでね」
「メニューも多いのね」
「そうみたいよ」
「その自覚はなかったわ」
「私もよ、その国にいたら」
そうであればというのだ。
「他の国のことはね」
「わからないわね」
「ええ、どうしてもね」
「それはメニューの数もで」
「マウリアから見たら。それでどうもサハラから見ても」
「連合はお店のメニューの数多いのね」
「どんなお店でも倍位はね」
マウリアやサハラのそれと比べてだ。
「そうみたいよ」
「そうなのね」
「それでね」
七海はさらに話した。
「味付けも色々」
「それはそうね」
彰子もこのことはすぐに察しがついた。
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