第十六話 はじめての時その九
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さかべ姫だったかな」
「いいお姫様だよ」
「いいって?」
「そう。とてもいい人だよ」
千春はにこりと笑ってだ。姫路城の天守閣にいるその存在のことを話してきた。
「千春も可愛がってもらったよ」
「えっ、可愛がってもらった?」
「そうだよ」
いつものにこりとした顔での言葉だった。
「とてもね。奇麗で優しい人だよ」
「千春ちゃんそのお姫様に会ったことあるんだ」
「あるよ。希望はないの?」
「というか本当にいるの?」
希望は首を捻って千春に返した。こう言いながらだ。
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