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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
女神創造領域 『崩壊世界』其ノ漆
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たりと倒れ込む。
使役獣もだ。
「告る勇気なマジ大事、聖夜に叶え!」
そしてこんな緊迫した中いきなり雪が降り、なんかキラキラしだしたのは鈴鹿御前の宝具によるもの。
天鬼雨じゃない。サンタとしてのもうひとつの宝具。
「いくよー!『
三千恋染世界
(
さんぜんれんぜんせかい
)
』!!!」
地面に突き刺した武器はクリスマスツリーとなり、なんだか知らんが力が湧いてくる。
そして敵がぐったりしたのも宝具によるもの。
『三千恋染世界』
鈴鹿御前(サンタ)の宝具。
その効果は応援するものに元気を与え、敵対するものは恋路を邪魔する者と見なし大幅に能力を制限するというもの。
「はい将、こっち向いてーっ。」
「ぱしゃーっ。」
写真は取らなくていいから。
『なんだ…力が…力が入らねぇ…!』
その空間にいたものはなんだろうが影響を受ける。
自称王様だろうが、聖杯だろうが、
極端に傷の治りは遅くなり、恋の顔にも明らかに焦りの感情が見て取れた。
「今よ!やりなさい!!」
「言われずとも…!!」
マルタさんがそう叫び、今度こそ俺はスナイパーライフルをかまえる。
「さあやるぞおっきー!!これが本当に最後の仕事だァ!!」
「わかった!!」
周囲に蝙蝠を展開し、超音波レーダーによる狙いのサポート。
これは絶対に外させない。外してたまるもんか。
「距離ヨシ、射角ヨシ、狙いはそのまま、やっちゃえまーちゃん!!」
『!!やめろ!!やめろ!!それだけは撃つな!!』
狙われていることに気づき、奴は聖杯を庇うべく手を伸ばそうとする。
しかし重くなった身体は思うように動かせず、手は空をつかむばかりだった。
そして、俺はそんな恋に対して悪意たっぷりのゲス顔で
「いやだね。」
そう言い放ち、迷うことなくトリガーを引いた。
「オサカベバットスナイプ…!」
放たれた弾丸は音を置き去りにして真っ直ぐ突き進む。
折り紙蝙蝠のサポートで導き出されたルートを辿り、対葛城恋の弾丸は
「やめろ…やめろおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
歪んだ聖杯を貫き、砕いた。
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