特別編 追憶の百竜夜行 其の終
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んな彼に声を掛ける、竜人族の受付嬢――ヒノエに対し。ウツシは手紙の差出人の名を見せ、微笑を浮かべる。
「え? でも、この筆跡は確かにあの人の……まぁっ!?」
「あははっ、そりゃあ確かに驚くよね」
書かれていた名を目にした途端、目を丸くしてしまったヒノエの反応も、予想通りだったのだろう。ウツシは笑みを溢しながら、懐かしさと嬉しさを噛み締め、静かに瞼を閉じるのだった。
「これは、アダイトからじゃない。……ユベルブ公国の王、アダルバート・ユベルブ大公殿下からさ」
屈託なく笑い合っていた、在りし日の青春を思い出すかのように――。
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