第26話 激戦開幕!喧嘩相手は未来からやってきた その3
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い兄貴」
「何だよ今度は?」
「今ニュースでやってるこの場所って、家から近いんじゃね?」
「なんだなんだ?」
三人がテレビの前に集まる。そこにはデカデカとこう書かれていた。
【謎の宇宙人襲来! 暁のデートスポットにてとあるカップルのデートを妨害!?】
と書かれていた。そして、其処に映し出されていたのは複数の巨大なロボットだった。
(あ、あれはアルフェリス!? ってか、何しとるんやあいつら! 他人様のデート邪魔するなんてそれでも正義の味方かいな!)
「おい! ありゃドリルじゃねぇか! こうしちゃいらんねぇ」
急ぎ飛び出そうとする番。それに続いてはやても外へと飛び出していく。
「って、何ではやてさんまで?」
「お願いや番ちゃん! 私をあそこまで連れてってな!」
「な! だめだだめだ! そんなの危なすぎる! 第一はやてさんに怪我でもさした日にゃ、俺は彼氏さんになんて謝りゃーーー」
「喧しい! 大の男がガタガタ抜かすな!」
「お、おぅ!?」
「小さい事ぐちぐち言っとらんではよ連れてってな! でないと色々と手遅れんなってまうわ!」
「わ、分かったぜ! はやてさんがそう言うんなら俺に任せろ!」
そう言って番は駐車場に止めてあったバンチョウを無理矢理叩き起こして現場へと向かうことにした。
尚、その際にバンチョウが文句を言っていたが同じようにはやてが怒鳴りつけたら大人しくなったそうだ。
(強ぇ、はやてさん美人なだけじゃなくてあんなに強ぇのかよ。こりゃ彼氏さんも相当運が良いやつだな。こりゃ将来良い奥さんになるぜきっと)
どうやら昭和世代の男子は強い女性が好みのようでした。
***
夕陽の見える海原。そこはいくつものカップルがデートする場所として結構有名な場所でもある。
今日も其処には複数のカップルが互いの愛を誓い合っている真っ最中なのであり、勿論こいつもそうであった。
【素敵な夕焼けだね。ドリ子さん】
夕焼けを眺めながら語るはドリルことドリル番長。今回、彼は覚悟を決めてこのデートスポットに訪れていた。
その隣には彼が愛するであろう夕日と同じ色合いのドリル戦車が並んでいる。
【まるで空一体がドリ子さんと同じ色になったみたいだ。だけど、俺にはドリ子さんのその燃えるような夕焼けのボディの方が何倍にも素敵に見えるよ】
何処かで聞いたことのあるような臭いかセリフを並べまくるドリル。
その近くではドリルの持ち主でもある木村さんと天音さんの二人、更にその横にはビークル形態のレスキューとレッドの姿もあった。
「頑張れ、ドリル! 此処が男の見せ所だぞ!」
「うん、頑張ってねドリル
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