第26話 激戦開幕!喧嘩相手は未来からやってきた その3
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とはやては真剣に考えてしまった。
(か、彼氏って・・・力君・・・はぁ・・・彼氏?・・・彼氏何やろかぁ?・・・彼氏?・・・彼氏かなぁ?・・・彼氏・・・って言ってえぇんかなぁ?)
「な、なんかすっげぇ悩み出したぞはやて姉ちゃん」
「きっと彼氏さんの事で頭がいっぱいなんだろうよ。泣かせるねぇ! こんな良い彼女をほっぽってその彼氏は今何してやがんでぃ!」
因みにその彼氏(?)と思わしき方は現在番の彼女に振り回されております。
「なぁに、そんなに悩むこたぁねぇってはやて姉ちゃん。もし彼氏に捨てられたら俺が姉ちゃんの彼氏になってやるからさ」
「お、おおきになぁ」
「お前なぁ。はやてさん困ってんだろうが。大体お前みたいなガキがはやてさんと釣り合う訳ねぇだろ?」
「へへん、男は年じゃなくてどれだけ女に尽くせるかで決まるんだぜ」
「だからって女の子相手に片っ端から声をかけるのもどうかと思うがな。お前は拙僧がないんだよ!」
「兄ちゃんが朴念仁過ぎんだろ?」
「るせぇ! 男ってなぁ惚れた女相手以外にゃ見向きもしねぇんだよ!」
「その割には彼女間違えてんじゃねぇか!」
「そ、それは・・・」
完全に墓穴を掘った番であった。
「はいはい、喧嘩は其処まで! テレビでも見て仲直りしよぅや」
こう言う時は文明の力に頼るに限る。
ってな訳でテレビをつけようとリモコンを探すのだが、リモコンらしき物がどこにも見当たらない。
「あれ? テレビのリモコンは?」
「リモコン? 何だよそれ。鉄人でも動かすのか?」
「ちゃうちゃう。テレビのリモコンやで」
「テレビにリモコンなんてねぇよ。ダイヤルで動かすんだよ」
「そ、そこまで古いんかぁ!!」
はやてもその手の類のテレビは聞いた事はあるがまさか実物を見ることになろうとは思っても見なかったようだ。
「すげぇんだぜ。こないだヤクザの奴らが最新式のカラーテレビっての持ってきたんだぜ!」
「これで今後のアニメは色付きで見られんな」
「はぁ・・・」
色付きテレビなどはやての居た時代なら当たり前のことなのだが、番達の居るこの時代ではいまだに白黒が主流のご家庭もあったそうだ。
「なぁ。はやてちゃんは何処からきたんだ? もしかして未来からとか?」
「何馬鹿なことか言ってんだよ真。はやてさんはきっと都会のいいとこのお嬢さんに決まってんだろ」
「あ、あはは・・・ど、どないやろうねぇ」
言えなかった。まさか真の言う通り未来からやってきたなんて言えるはずが無い。そんな事を言おう物ならパニックを引き起こしてしまうことになる。
この時代の彼らを巻き込むわけにはいかない。
「ん? お
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