第十五話 幸せの中でその十四
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そのアクセサリーショップのことをだ。希望はここで千春に話した。
「凄くね」
「そんなにいいお店なのね。千春ここの商店街はこれまで殆ど来たことなかったけれど」
「あっ、なかったんだ」
「うん、なかったの」
こう話す。希望に対して。
「長い間ね」
「長い間って?」
「そうなの。ずっと昔は行ったことがあったけれど」
「ずっと昔って?」
「ずっと昔はずっと昔だよ」
希望にはわからない返答だった。これは。
「千春が今よりずっと小さい時にね。何度か来たことあったけれど」
「小さい時には来たんだ」
「その時の商店街はこんなのじゃなかったよ」
「どんな感じだったの?」
「どのお店ももっともっと古くてね」
千春は彼女の記憶のことを話す。
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