第5節「砕けたシンフォギア」
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「どういう事だッ!?」
「2人のギアが、分解されていますッ!」
「ノイズでは……ない……?」
モニターに映されたのは、ノイズによってバラバラに砕けていくシンフォギア。
絶対に有り得ないはずの光景に、S.O.N.G.の職員達は動揺を隠しきれない。
「こいつはどういう事だい、了子さんッ!?」
「奏ッ!?」
「ダンナ、あいつらノイズじゃないのか!?」
慌てているのは、職員だけではなかった。
慌てて発令所に駆け込んで来たのは、別室で戦況を見ていた奏もだった。
目を剥いて驚愕している弦十郎、そして今にも飛び出しかねない奏に、了子は驚きながらも冷静に告げる。
「いいえ、あれは確かにノイズよ。でも、違う。あれはおそらく──」
ff
機械仕掛けの城の中心。赤髪縦ロールの少女人形だけが立つ、4つの台座の更に奥。
居城の玉座に深く腰かけ、魔法陣をスクリーンに、キャロルは戦場の装者達を見据える。
その隣に立つ、キャロルによく似た顔の青年は、戸惑う装者達の様子を見て冷笑う。
「『アルカ・ノイズ』──ノイズのレシピを元に、錬金術によって造られた新型兵器。ノイズとは違うんですよ、僕達のはね」
そしてキャロルは、頭上に浮かんだスクリーンを見上げ、声高らかに咆哮した。
「何するものぞッ!シンフォギアァッ!!」
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