暁 〜小説投稿サイト〜
オズのジンジャー将軍
第八幕その九

[8]前話 [2]次話
「うちに」
「待ってますから」
 サフランもグリフォンに言います。
「楽しみに」
「いや、いつも有り難うございます」
 ふわりは尻尾をぴこぴこと左右に振っています。
「ドッグフードもお肉も」
「しかもご主人と奥さんが作ってくれたものを美味しく食べてくれて」 
 桜はこのことを言いました。
「本当に有り難うございます」
「お二人が作ってくれたものを嬉しく食べてくれたら」
 ビスケット達にしてもです。
「私達も嬉しいですから」
「しかもいい食べっぷりですしね」 
 レモンはこのことを喜んでいます。
「そして飲む方もですから」
「やっぱりお互いに嬉しくなるっていいですよね」
 杏仁はこう言いました。
「何につけても」
「それでこそオズの国ですよね」
 メイプルの言葉です。
「本当に」
「だからまた来て下さい」
 シュガーも言ってきました。
「そうして下さい」
「ええ、そうさせてもらうわね」
 グリフォンも応えました。
「また今度ね」
「ええ、また来てね」
 将軍も応えました。
「待ってるわよ」
「それではね、この果樹園はオズの国で一番よ」 
 グリフォンはにこりと笑って言いました。
「だからね」
「またね」
「来させてもらうわ」
「それではね」
 こうしたお話をしてでした。
 グリフォンは羽ばたきをしてからです、お空に飛びあがり。
 女性ですが雄々しく飛んでそうして去りました、その姿が見えなくなってから将軍は皆に言いました。
「さて、もうね」
「うん、いい時間だね」
 ご主人が応えました。
「お仕事が終わる」
「そうよね」
「もう収穫も終わって」
「収穫したものも集めたし」
「だからね」 
 それでというのです。
「今日のお仕事は終わろうか」
「それがいいわね」
「うん、それじゃあね」
 ご主人はさらに言いました。
「後はね」
「お風呂に入って」
「晩ご飯を食べてね」
「寝ましょう」
「今日もね」 
 こう二人でお話しました。
「そうしようね」
「ええ、それにしてもね」
 将軍はさらに言いました。
「今日も沢山獲れたわね」
「美味しそうなお菓子と果物が」
「そうね、だからこそね」
「人手が必要だね」
「そうなったから」
 それだけにというのです。
「親や親せきを呼んでよかったね」
「もうすぐ来てくれてね」
「同居してね」
「一緒に働いてくれるから」
 だからだというのです。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ