第四百六十五話 キール大会戦その十四
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「まさか」
「いや、もうそろそろですよ」
ここで言ってきたのはカズヤだった。
「戦いは終わります」
「そうなんですか」
「はい、敵はまだ出て来ていますが」
援軍は出ているがというのだ。
「しかし三日目も終わりに近付いていますから」
「だからですか」
「そして敵の勢いを見れば」
それも見ればというのだ。
「まさにです」
「戦いがですか」
「終わる時が近付いています」
「だからなんですね」
「総攻撃に移る時です」
その時になろうとしているのだ。
「まさに」
「そうですか」
「はい、では」
「その時が来れば」
「一気に決めましょう」
こうリネットに言いつつだった。
カズヤはサテライザーの様子を見ていた、そうして彼女が無事に戦っているのを見て自然と笑顔になった。
戦いは続いていたが戦士達の見た通りにだった。
ショッカーの大群の勢いはなくなっていき。
その数を減らしていった、ここでジオウは仲間達に言った。
「それじゃあね」
「今からね」
「うん、総攻撃を仕掛けよう」
アリアにも話した。
「そうしてね」
「敵を全部倒すわね」
「そうしよう」
「わかったわ、今回もその時が来たわね」
アリアは両手にそれぞれ拳銃を持ちつつ言った。
「やってやるわ、風穴開けてやるわよ」
「後ろを振り向くな」
箒も刀を構えた。
「今回の戦いもこれで終わる」
「それならね」
「総攻撃に移るぞ」
こう言ってだった。
戦士達は数を減らしだしたショッカーの大群を攻めた、そしてだった。
最後の一体、蜘蛛男が孝美に倒された時だった。
孝美は力尽きて着地して膝を折った、そこにひかりが駆け寄ろうとするが孝美は妹に微笑んで話した。
「大丈夫よ、自分で撤退出来るから」
「そうなの」
「それよりもひかり、いいわね」
孝美は微笑みながらも強い声で妹に告げた。
「これからは」
「スサノオとの戦いね」
「そちらをお願いするわ」
「宮藤、後は任せた」
美緒は芳佳に告げた、見れば今戦場に立っているのは四人のライダーと芳佳とひかりだけであった。
「いいな、必ずだ」
「はい、スサノオにですね」
「勝って来い」
こう芳佳に告げた。
「いいな」
「わかりました」
芳佳は海軍の敬礼で応えた。
「今から」
「出て来たわ」
ツクヨミが言った、ここでだった。
スサノオが出て来た、そして残っている戦士達に言ってきた。
「この時を待っていた」
「俺達と戦う時を」
「そうだった、ではだ」
これよりとだ、スサノオはジオウに返した。
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