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ら、茜と小野原さんは並んで登ってきていた。すごいね、天狗大きいとか言いながら、茜は写真を撮りまくっていたけれど、時たま、小野寺さんも、それとなく茜を撮っていた。上に着いて、3人並んだとこを撮りたいと言われて、そのうち、私等、独りのところも撮りたいと、それぞれが撮ってもらっていた。私、こんなこと良いんだろうかとか不安もあったけど、「本町さん、慣れているのかな」とか言われて、変な気分だった。
「これは、フィルムだから、プリントして送るよ いい写真が撮れた ありがとう」と言っていたようだ。
降りてきて、祇園のほうに小野原さんが借りているギャラリーがあるから寄らないかと誘われて、茜はその気になっていたけど、私等2人は止めた。
「茜 ダメだよ 私等、そんなにチャラくないんでしょ なんか、怖い人が居て襲われたらどうすんのよ」と、今度は、詩織が諭していた。
「そう 私 何か 魅かれる おかしいかな」
「うん もう少し、慎重になろ」と、私も止めた。でも、別れ際に、茜は連絡先を交換していたみたい。
今日は、お庭で肉を焼くから、早い目に帰ってこいと言われていたので、京都タワーに登ってから、帰った。帰るとすぐに、みんなでお風呂に行ってきなさい、といわれ、近所だがあの料理旅館に出掛けていった。
「箱寿司と太巻きも頼んであるから、帰り、忘れずに受け取ってきてちょうだいね」とお母さんが言ってきた。私達は、ぶらぶら歩いて行ったんだけど
「なんか、本当に宿場町って感じだね カメラ持ってきたらよかったわ」と茜が言ってた。
岩風呂だし、他に人も居ないので、みんなで騒ぎながら入った。出てきて、お寿司を受け取りに行ったら
「本町さんとこの、いとはんでっか 大きゅうなられて もう、ええ娘さんやな 本町はんも楽しみやなぁ」と、又、余計な事を言われてしまった。詩織が「いとはん だって」と、茜に笑って言っていた。
帰ったら、もうお父さんは、火をおこして、飲みながら、カボチャを焼いていた。
「おう いい風呂だったろう 大きいからな まぁ 飲みなさい もう、みんな飲むんだろう」
「お父さん 女のほうのお風呂だから、あんまり大きくないんよ でも、気持ち良かったよ」
「そうだろう 今日は、ステーキ肉買ってきてもらったからな 今、焼くよ そのうち、紳も帰って来るだろう」
私達は、ビールも飲んでいるし、私の好物の箱寿司も食べて、お肉も食べたから、もう、お腹がいっぱいで
「お父さん もう、お腹いっぱい 焼くの、もういいよ」と言ったら
「そうか じゃぁ 紳が帰るまで 少し 休憩」と言って、日本酒に切り替えた。
しばらくして、お兄ちゃんが帰ってきて
「やぁ 昨日は寝てしまっていて、失礼した 絢の兄
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