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X Dimensions SoldierS Re: Xros Rays
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第30話 『別れ』と『約束』……さらばファイル島!
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シンが消滅したこと、そしてルナマリアはシンが消滅したことによる悲しみから始まりの町に戻った後も元気が無く、空き部屋に1人閉じ籠っていることを話す。
勇真「そうなんだ……(シン兄ちゃんは本当にあの世へ行っちゃったんだなぁ……)」
話を聞いた勇真はシンが本当にあの世へ旅立ったことを改めて実感するのだった。
響「本当ならすぐにでも元の世界に帰りたかったんだけど……」
未来「昨日の戦闘での怪我が治っていない人が多いし、ルナマリアさんの今の心境を考えると、すぐには帰れそうに無いね……」
勇真「ルナ姉ちゃん……」
勇真達がルナマリアのことを心配していると……
ルナマリア「私のことを心配してくれるのは嬉しいけど、いつまでもデジタルワールドにいる訳にいかないでしょ?」
響・未来『っ! る、ルナマリアさん!?』
勇真「ルナ姉ちゃん!」
ルナマリアが勇真達のいる病室へとやって来た。
そんなルナマリアの目は長時間泣いていたからか若干赤くなってはいるものの、何処かスッキリしたような表情であった。
ルナマリア「心配かけてごめんね。私はこの通り大丈夫よ」
未来「ほ、本当に大丈夫なんですか?」
ルナマリア「ええ。一晩思いっきり泣いてスッキリしたし、いつまで落ち込んでたらダスクモン……ううん、シンに笑われちゃうしね」
響「ルナマリアさん……」
勇真「ルナ姉ちゃん……」
ルナマリア「不思議ね……彼に対しての記憶は無いし、昨日初めて会った筈なのに、全然そんな感じがしなかった……きっと私の知らないところで会っていて、私にとって大切な人だったかもしれないわね……」
ルナマリアは少し寂しそうな表情でシンに対する印象を語る。
彼女自身生まれてからシンと出会った記憶が無い上、会ったのが昨日が初めてであるのは事実だ……だが、シンとはそんな理屈を超える程の強い『繋がり』があることを、ルナマリアは本能的に感じていた。
だからこそ、シンがこの世から消えてしまったことに深い悲しみを感じたルナマリアは、すぐに立ち直ることができなかったが、彼女の言う通り一晩泣いたことで精神が落ち着き、こうやって勇真達の前に現すことができたのだ。
ルナマリア「だからこそ、私はあの世へ行っちゃったシンに恥じない生き方をするつもりよ……彼が遺してくれた私のパートナーデジモンーー『レーベモン』と共にね」
ルナマリアは自身のデジヴァイスの中で眠るパートナーデジモンーー『レーベモン』を見ながらそう言う。
ルナマリアが何故レーベモンの名を知っているかと言うと、勇真達のいる病室へ来る前、一晩経っても目覚めないレーベモンが心配になった彼女は医者であるソーサリモンや、デジモンが
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