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X Dimensions SoldierS Re: Xros Rays
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第30話 『別れ』と『約束』……さらばファイル島!
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シン『うん。いずれその能力(ちから)が大事な時に君に力を貸してくれる筈だよ。だから、自分を信じろ』
勇真『……うん、わかった』
シンは勇真の頭を優しい手つきで撫でながらそう言い、勇真はシンのその言葉に不思議と勇気が湧いて来るのだった。
シン『さてと……俺はもうそろそろ行くよ。あの世で待ってる奴らがいるからな』
勇真『そっか……ルナ姉ちゃんのことは任せて。僕が絶対に守るから』
シン『ああ、頼んだぜ……あ、それとツナって子とアインスって人に伝えておいてくれ。俺のことを止めてくれてありがとなって……』
勇真『うん、必ず伝えるよ』
シン『よろしくな……それじゃあな、勇真』
勇真『うん……さようなら、シン兄ちゃん』
シンは優しい笑みを浮かべながら勇真に別れの言葉を言うと歩き出し、勇真は少し寂しそうな表情であの世へ旅立つシンの後ろ姿を見送るのだった。
そして勇真の目の前が光り、彼の意識はそこで途切れるのだった……
勇真「ん……う〜ん……あれ? ここは……始まりの町?」
勇真は目を覚ますと、自身が始まりの町の救護施設の病室にいることに気付く。
響「あ! 勇真君!」
未来「良かった、目が覚めたんだね」
勇真が寝ているベッドの近くには、響と未来がいた。
勇真「響姉ちゃん、未来姉ちゃん……僕達、いつ始まりの町に戻って来たの?」
響「昨日の夜に皆で戻って来たんだよ」
勇真「昨日ってことは、1日経ってるんだ……っ! いたたたたっ!?」
勇真が起き上がろうとした瞬間、彼の全身に突如激痛が走り出す。
未来「あ、無理に起き上がらないで!」
響「今の勇真君、全身筋肉痛なんだから!」
勇真「き、筋肉痛……? 何で、そんなことに……?」
未来「ツナ君や炎真君が言うには超死ぬ気モードは体への負担が大きいから、あまり鍛えてない時になると今の勇真君みたいに全身筋肉痛になるんだって」
響「ツナ君も初めて超死ぬ気モードになった時、体中に気絶する程の痛みが走って、目が覚めてから2週間は全身筋肉痛で動けなかったらしいよ」
勇真「そ、そうなんだ……ってことは、僕は2週間このまま……?」
響・未来『うん、そうみたい……』
勇真「うう〜……」
全身筋肉痛で動けない勇真は、夢の中でシンにルナマリアを託された矢先にこんな状態になっているのだから、自分自身情けなく感じるのだった。
勇真「そう言えば、ルナ姉ちゃんは今どうしてるの?」
響「! ええと……」
未来「実はね……」
響と未来は勇真に昨日の出来事……ダスクモンーー
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