暁 〜小説投稿サイト〜
X Dimensions SoldierS Re: Xros Rays
共通ルート
第30話 『別れ』と『約束』……さらばファイル島!
[3/11]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
かだ。だが、それでもダスクモンの肉体が消えかけているんだ。デジモンの死とは違う、肉体だけの消滅……こんな現象、私は初めて見る」
デジモンの心臓とも言って良いデジコアは無事なのに肉体だけが消滅しつつあると言うダスクモンの身に起きている現象に、ルナマリア達が困惑していると……
ダスクモン「……心配するようなことじゃ無い……本来あるべき形に戻るだけだ……」
『っ!』
ルナマリア「ダスクモン!」
ダスクモンが目を覚まし、眠っているツナと勇真以外の面々……特にパートナーデジモン達は、ダスクモンがルナマリアのパートナーデジモンで仲間であることは頭の中で理解しているのだが、一時的とは言え敵だったこともあり、思わずデジヴァイスから出てダスクモンを警戒してしまうのだった。
ダスクモン「フッ……警戒しなくても、今の俺には何もできない……ルナのパートナーデジモンである『こいつ』に取り憑いている俺の魂は……もうすぐ消滅するんだからな……」
『え……!?』
ダスクモンの言葉に一同は驚きの表情を浮かべる。
ルナマリア「そ、それはどう言う意味なの!? 私のパートナーデジモンに取り憑いていたって……!?」
炎真「君は人間からデジモンに転生した存在なんだろ!? それに、デジモンの心臓であるデジコアは無事なのに消滅するって……」
ダスクモン「……悪いな、それはデビモンによって俺自身が誤認識された『嘘』だ……俺は、人間からデジモンに転生した存在なんかじゃない……シン・アスカと言う亡霊の魂が、今生きているデジモンに取り憑き……暗黒の力でそのデジモンの存在を歪めただけ……ダスクモンなんてデジモンは初めから存在しない……俺自身の憎しみが生み出した、幻想(まぼろし)だ……その幻想も暗黒の力が浄化されたことで、もうじき終わる……」
アインス「! そんな、それでは……!」
フェイト「ルナマリアのパートナーデジモンは助かるけど、今の貴方……ダスクモンではいられなくなるってことなの……?」
ダスクモン「ああ、その通りだ……さっきも言っただろ? 本来あるべき形に戻るだけだと……ルナにパートナーデジモンを返すことができて、良かった……」
満足そうな様子でそう言うダスクモン。
そんなダスクモンの肉体として構成されていたデータの分解はさらに早くなって行く。
ルナマリア「駄目、そんなの! やっとデビモンから……復讐の生き方から解放されたのに、こんな終わり方なんて……!」
ダスクモン「……良いんだよ、ルナ……」
ルナマリア「でも……!」
ダスクモン「俺は、大切な人達を守れなかった過去に囚われ……自分の無力さを、目の前の現実を認めることができなくて……自身の不幸を理由に、何で
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ