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歪んだ世界の中で
第十四話 新しい道その十四
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ね」
「美味しいのね」
「心が篭もってるんだ」
 それがだ。おばちゃん達の料理だというのだ。
「本当にね」
「心が」
「そう。お母さんのお料理は」
「心がなかったの」
「さっき言ったじゃない。買ったやつをね」
「そのまま出すだけ?」
「それでしてやってるっていつも言ってたんだ」
 希望もこのことを話すのだった。寂しい顔で。
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