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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
鍵を求めて東へ西へ
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きの壺』の事でも良いです!」
まぁ…勝手に聞き込みをして、有力と思われる情報を入手してもらおう…
アルル様達とは別行動を取り、私は村内を探索する。
私はこの村でやりたい事があるのだ!


「私は喋る馬エド。お嬢さん何かご用ですか?」
私の目の前には白くキレイな馬が居る…
そして私に向け話しかけてるではないですか!
これよこれ!この子に会いたかったのよ!
馬が喋るのよ!

「こんにちは。私はマリー!どうしてアナタは喋れるの?」
「こんにちはマリー…どうして喋れるのかは私にも分かりません…」
う〜ん…ご都合主義の産物かしら?
「私からも質問です。何故、アナタは私を見ても驚かないのですか?…初めて私を見た人は、大抵が驚くのですが…?」
ゲームでやって知っていたからです!とは言えません…なんて言いましょうか?

「目を見れば分かります…アナタは悪い子ではありません。だから驚く必要はないのですよ」
アニメとかで神秘的な少女が言いそうな事を言って、その場をはぐらかす。
「ふむ…私を評価してくれるのは嬉しいですが、アナタは嘘つきの様だ。分かりました、お答えしたくないのならもう聞きません。でも一言だけ言っておきます。偽りは何れ暴かれます…気を付けて」
何、この馬!?
馬のクセに私に説教したわ!!

ムカつく…不愉快ね!
私は踵を返しその場から離れようとした…
すると目の前に、私にとってもう一人の不愉快が立っており、私の事を見ていた様だ。
「お、お父様…何時から其処に?」
「ずっと居たよ…お前がみんなから勝手に離れていってしまったから…心配になってね」
クソ…やっぱりムカつく!
「む、娘を尾行するなんて、悪趣味ですわ!」
私は逃げる様にその場から走り出し、ウルフ様の元へと向かった…私の心の安らぎは、可愛いウルフちゃんだけよ…


皆さんの元に戻ると、丁度情報を仕入れたところらしく、酋長の家から出てきたところだった。
するとお兄様が辺りを見渡し、誰かを懸命に探している様子だ。
「マリー…父さんを見なかったかい?」
ちっ!
どいつもこいつも、あの不愉快親父の事を気にしやがって!
「さぁ…知りませんわ!」
勝手に探せよ!
私はウルフちゃんを見つけると近付き、彼の手を握る。


暫くして、お兄様とアルル様に連行される形で戻ってきたお父様…
アルル様曰く「村の女の子をナンパしてたのよ!」と…
落ち着きのない親父だ。
あの後直ぐに、女の子をナンパするなんて…
でもアルル様も分かってない!
そんな事をワザワザ報告する事無いのに…
「もう!私が居るでしょ!」
そう…そんな事をお母様が聞きつけたら、『私が誰より1番だっちゃ』的に、お父様とラブラブし始めるのに…

案の定船に戻った途端、船室
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