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双子に愛されてしまった男
生徒会への勧誘
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いを断っておいてこんな事をお願いするのもあれなんですが..やっていただけたりしませんか?」

 

少年僕に近づいてきて両手を合わせて上目遣いをしながらお願いをしてきた。見た時から思っていたが美形で事前から特徴を知らされてなければ男だと分からなかったぐらいだ。そんな少年が僕に向かって上目遣いをしながらお願いをする姿は....凄い破壊力だった。僕は別に変な性癖があるわけではないけど...可愛いとは不覚にも思ってしまう。

 

 

「....ダメだ。やらない」

 

あれは九校戦や闘う相手がいる時にやるルーティンだ。それにあんなの試合前のようなハイテンションになってなければ恥ずかしくて死んでしまいたくなってしまう。

 

 

「..どうしてもダメですか?」

 

僕は上目遣いの少年を見ないように天井を見上げた。だって見ちゃったらやってしまう気がする。あんな可愛い顔で見られたら何でも許しちゃう気がする。

 

 

「.ダメだ。あれは九校戦とか何かの試合でもなければやらないと決めているんだ」

 

 

「そうですか...残念です。じゃあ次の九校戦の時までのお楽しみにしておきます」

 

そう言いながら少年は生徒会室から少女と共に出て行った。

 

 

 

 

 

 

「会長。...やってくれませんか?」

 

 

「いくらお願いしてもやらないよ。それより君も見たかったの?あれは別に人に見せるようなものではないんだけどな」
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