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歪んだ世界の中で
第十四話 新しい道その九
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え浮かべてだ。また言う希望だった。
「それじゃあ。今日から」
「今日で終わるよ」
「引越し作業が?」
「もうあのお家に戻ることはないんだよ」
「二度となんだね」
「そう、二度とね」
 そうする必要はないとだ。千春が笑顔で希望に話していく。
「だから安心してね」
「そうはならないと思うけれど」
「なるよ」
「本当に?」
「だから今日からはじまるんだよ」
 あの家に二度と戻らないという意味でもだ。そうだというのだ。
「楽しみにしててね」
「そうするよ。それじゃあ」
 こうした話をしてだ。そのうえでだった。
 希望は千春と共にその出て行く家にだ。学校が終わってすぐに入った。しかしだ。
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