第四百六十五話 キール大会戦その八
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「それでもあんたは結構以上にエロいけれどな」
「ガサツでも妙な色気があってな」
「それでだな」
風間と葵も話した。
「あんたはエロい」
「だから余計に見るのに困る」
「これズボンだからな」
直枝はその白いものについて話した。
「パンツじゃねえぞ」
「下着穿いてる?」
たゆねは核心を問うた。
「それじゃあ」
「ズボン穿いてたらいいだろ」
「じゃあやっぱりそれパンツだから」
たゆねが見てもだった。
「僕達の言うズボン穿いた方がいいよ」
「こうした格好じゃないと飛べないけれどな」
「じゃあタイツ穿けば?」
「タイツは嫌いなんだよ」
「どうしてもなんだ」
「ああ、俺はな」
「別に見えてもいいけれど」
由乃はこのことには寛大だった。
「ユッキーに色目使わないとね」
「俺が色目使うかよ」
「それはないわよね」
「そうだよ、そんなことするかよ」
直枝もそれはと否定した。
「絶対にな」
「じゃあ私はそのままでいいと思うよ」
「由乃はそう言うんだな」
「うん、ユッキー誘惑したら真っ二つだけれど」
このことはあっけらかんとして話した。
「そうするけれどね」
「真っ二つってのも凄いな」
「私本気だから」
「彼氏や彼女がいる人にっていうのは悪いけれど」
悠二も言うことである。
「けれど真っ二つはね」
「よくないの?」
「それはね」
どうにもと由乃に話した。
「まずは話し合いでね」
「そんなのしないから」
由乃は聞かなかった、そのうえでの返事だった。
「ユッキーに手を出す奴には」
「流石にそんな命知らずいねえだろ」
「絶対に」
ロザリーもクリスも言うことだった。
「本当に真っ二つになるから」
「それがわかってるからな」
「誰もそんなことしないわ」
「安心していいぜ、あんたは」
「その他のことは話し合いをしましょう」
穏健派の出久はこう言うしかなかった。
「由乃さんも」
「ユッキーのこと以外ならね」
「そういうことで」
「じゃあ俺もう寝るな」
直枝はここでこうも言った。
「まだまだ戦うしな」
「そうね、私も寝るね」
由乃は今度は普通に頷いた。
「それでまたね」
「一緒に戦おうな」
「そうしようね」
「今ムジークもすげえけどな」
「ベートーベンさんだね」
悠二は英雄を聞いて言った。
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