第十四話 新しい道その八
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「遠井君に酷いことをしてきました」
「デブでノロマで馬鹿だったからよ」
「そんなの当然でしょ」
居直ってだ。二人は真人に言い返した。
「そんないいところなんて何もないからよ」
「それの何処が悪いのよ」
「やはり。遠井君のことがわかっていません」
彼の内面、それをだというのだ。
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