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一緒に走った子犬と共に
第一章
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はタイでは神聖な生きものでしたね」
 ディオナルドは彼等の言葉からこのことを思い出した。
「仏教でそうでタイは仏教の国で」
「そういうことです」
「それでこの国でも活動していますが」
「この子犬を見ていて放っておけなくて」
「飼い主を呼び掛けたら貴方も来てくれました」
「私は飛び入りで。ですが飼い主になって頂けるなら」 
 そのスアレスに言った。
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