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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga28最後に至るとき〜Farewell day〜
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ースガルドに帰るため。はやて達との思い出を魔力として消費しないために、魔力を欲してる」
アイリがそこまで言うてから私から離れると、なおも零れる手の甲で涙を拭ってから床に正座した。そんで私たちを順繰りに見た後・・・
「フォルセティの言う通りだよ。マイスターが逃げさえしなければ、こんな滅茶苦茶な状況にはならなかった。責められるのは当然のことだよ。そんなマイスターを諫めず、止めなかったアイリも同罪。どんな罰だって受ける。・・・虫のいい話だってことは理解してるつもり。でも、お願いするしかないの。マイスターを、ルシルを助けてください。これが本当の本当に最後だから。マイスターを独りぼっちのままで行かせないであげてください」
土下座して、そうお願いした。私はフォルセティをヴィヴィオに預けて、「そんなことせえへんでええ!」って、すぐに駆け寄ってアイリの頭を上げさせた。それでも「アイリにはこんなことしか出来ない」って頭を下げようとした時、リインとアギトがアイリを両側から抱きしめた。
「バカやろう。妹の必死な願いを聞き入れねぇ姉が、この世のどこにいるってんだ」
「一応、八神家の一員としてはリインの方がお姉ちゃんなので、妹をしっかり助けるですよ」
「アギトお姉ちゃん、リイン・・・。ありがとう」
姉妹が抱き合って泣いてるのを、私も泣きながら見守ってると、シャルちゃんが「・・・クロノ。聞いてた?」ってモニターに映るクロノ君、それにユーノ君を横目で見た。
『ああ。保管室の調査はこちらに任せてくれ。・・・しかし許可を取るべく奔走していたが、全部無駄になったと思うと泣きたくなるな』
『ルシルの方が一枚上手だったね。まさか自分のエインヘリヤルを寄こすなんて想像もしなかったよ』
「で、これからわたし達、ベルカに向かおうと思うんだけど」
『特騎隊と元特務六課に関しては、君とはやてに決定権がある。元六課組は現在、特騎隊の補助戦力として合併されているからな。出撃することに関しては何も問題はないよ。ロッサとも情報を共有しているため、スムーズの事が進むはずだ』
「了解。感謝するよ、クロノ。ロッサにはあとでキッチリ連絡するよ。・・・はやて、アイリからベルカのどこに行けばいいか聞いておいて。ベルカと言っても世界1つだからすごい広いんだし」
そう言って私たちから離れてアコース監査官に通信を入れるシャルちゃんに「了解や」って答えて、改めてアイリに向き直る。アイリは私からの言葉を待たずに「シュトゥラはアムル領、領主館。そこがアイリ達T.C.の本拠地だよ」と教えてくれた。真っ先に反応したんは、「シュトゥラ・・・!」の王族イングヴァルト家の直系、アインハルトと、「シュテルンベルク始まりの地・・・!?」と驚くトリシュやった。
「うん。元
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