提督と艦娘とスイーツと・EX7
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チは弟が2人に妹が1人居てな。上の弟は本土で軍の整備士、下の弟は医者をやってるよ」
「妹さんは?」
「今大学院生だな」
「えっ?」
「えっ?」
一瞬シン……と静まり返る執務室。
「司令官……の妹なのよね?」
「あぁ、そうだぞ」
「……幾つ違うの?」
「確か……21コ下だったか」
「ええええぇ!?そんな歳の離れた妹がいるの!」
「あぁ、たまに帰省して散歩してると同級生とかによく言われてなぁ。『お前いつの間に結婚したんだ!』ってよ」
いやホント、我が事ながらビックリするわ。
「はぁ〜……司令官の家族って不思議が一杯ね」
「そうかぁ?割と普通だと思うが」
「どの辺がよ!」
そんな会話を交わしながら、さくらんぼを口に含む。種をペッと吐き出し、手にはさくらんぼのヘタが残る。
「雷、俺の特技を見してやるよ」
「?」
と首を傾げる雷。さくらんぼのヘタを口に含み、舌で捏ね回す。
「ほれ!どうだ、さくらんぼのヘタ結び。俺結構得意なんだよな〜……ってどうした?顔赤いぞ?」
「し、し、し……」
「んん?」
「司令官のスケベーっ!」
という顔を真っ赤に染めつつ若干涙目な雷からビンタを貰う。
「何故にっ!?」
そのまま部屋を飛び出していった雷に後日尋ねた所、
さくらんぼのヘタが舌で結べる
↓
キスが上手い
↓
司令官はテクニシャン
↓
司令官はスケベ
という事らしい。全くもって殴られ損な気がするが、まぁいいか。
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