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ソードアート・オンライン〜アインクラッド・アクセル〜
アインクラッド
〜剣の世界〜 1
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ン部の活動を終え、自宅へと自転車を全速力でこいでいく。
 「もう完全に邪魔するためとしか思えないよっ!!」
 などと愚痴りつつも参加するあたり、自分の妙な真面目さに若干の嫌気がさすが、今はそれどころではない。
 ちょうどこの時、《ソードアート・オンライン》の正式サービス開始時刻となった。本来であれば、開始の三十分前から待機して開始と同時にログインするつもりでいたのに、その計画がもろくも崩れ去った。
 ・・・部活動内でももちろん、《ソードアート・オンライン》の話題が尽きる事はなかった。当然、ソフトの購入に全力を注いだ部員達だが残念ながら誰一人として手に入れられた者はいなかった。
 ・・・はずだったのだが、実はその事実を秘匿していた人物がいた。それだけではなく、その者は大きな秘密をも隠していた。
 《ソードアート・オンライン》の正式サービスに先駆けた稼動試験――βテスト。その参加者であるテスターであった事が先日、部員内で明るみになったのだ。
 このβテスト、《ナーヴギア》の総販売台数の半分にも迫る十万人の応募の中から、僅か千人とういう異常な程の高倍率であった。その狭き門をくぐり、当選となった者たちは、他の応募者や後の購入者から羨望と嫉みの目を向けられる事となる。そんな人物が部内にいるとわかれば当然、事前にいろいろ情報を聞きだし、ついでに正式サービス開始と同時にログインできないよう邪魔をしてやろうなどといたずら心が働くのも無理はないだろう。
 すなわち、今も必死で自転車をこぎ自宅を目指すこの人物こそ、そのβテスト当選者――βテスターの一人なのだ。
 やっとの思いで自宅に到着するやいなや、そそくさと自室に向かう。母親から昼食の有無を問われるが、「いらないっ!!」の一言で軽くいなし自室へ飛び込むと、制服を脱ぐのももどかしく、そのまま《ナーヴギア》をかぶりベッドに横たわる。起動までの時間がひどく長く感じる。
 ・・・ようやく本体が起動すると満面の笑みを浮かべ、しかし一度その高揚した気分を押さえつける。
 βテスト以前、《ナーヴギア》を初めて起動させた時から、決まってダイブ前は頭を空っぽにしていた。如何な陳腐なゲームしか排出してこなかったとはいえ、仮想空間へのダイブはひどく心踊らされた。わかりきった光景しか現さないそれらのゲームでもやはりそこに映る景色は現実とは異なり、その光景を目にしたときの感動を失わないために、その光景一つ一つに感動できるように・・・
 完全に起動したのを確認し、自身の感情を押さえつけ静かにその言葉を紡ぐ・・・


















            「「リンク・スタート」」


















 ・・・うっすらと、そ
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