第四百六十五話 キール大会戦その三
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「これまでの通りだ」
「そうですよね」
「だからもうだ」
「このことはですね」
「頭に入れておいてだ」
そしてというのだ。
「いいな」
「これからですね」
「戦う」
自分達もというのだ。
「いいな」
「わかりました」
智樹も応えた、そしてだった。
戦いに入った、すると。
最初から激しい死闘だった、怪人達は恐ろしい数で来る。戦士達は彼等にその強さと知恵を以て挑んだ。
陣形を組み連携して戦いだった。
敵の隙を衝く、そうして戦っていた。
英四郎は戦局を見てイカロス達に言った。
「敵の後方からだ」
「そこからですね」
「攻めるのね」
「空から飛んでだ」
そうしてとだ、イカロスとニンフに話した。
「後ろに回り」
「敵を背中からドカンってことね」
「そうだ」
英四郎はアストレアにも話した。
「いけるな」
「簡単よ、空から一気に飛んでね」
「敵の大群の後方に回り込んでだ」
「一気に倒していくのね」
「そうだ、いいな」
「わかったわ」
アストレアの返事は一言だった。
「行って来るわ」
「ただし一人では行くな」
英四郎はアストレアの知力も考慮して告げた。
「イカロス、ニンフ、ハーピー達、カオスと一緒だ」
「六人でなの」
「そうだ、六人とだ」
それにというのだ。
「ウィッチの人達とだ」
「多いね」
「これでもまだ少ない位だ」
英四郎の返事は冷静なものだった。
「より多くの戦力を回したいと考えている」
「今の状況だとだ」
鳳鳴も腕を組んで言ってきた。
「それだけしか敵の後方に回せない」
「私一人で十分とは」
「それは絶対にない」
鳳鳴は言い切った。
「君が幾ら強くても数が多いからな」
「だからなのね」
「君達とウィッチの諸君にだ」
「敵の後ろに回ってもらって」
「戦ってもらう」
是非にというのだ。
「いいな」
「わかったわ、じゃあ敵の後ろに回るわね」
「そして敵を後ろからだな」
「攻撃を仕掛けて倒すか」
ハーピー1とハーピー2も言ってきた。
「そうすればいいな」
「我々は」
「そうすれば敵は自然と後方にも目がいく」
正面だけでなくというのだ。
「そして後方に向かう敵の背をだ」
「攻める、そうしてだ」
鳳鳴がまた言った。
「敵を倒していくことだ」
「わかったわ」
今度はニンフが応えた。
「今のショッカーの怪人達には頭がないから」
「俺達はそれを使って戦っていく」
英四郎はこう述べた。
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