第二章
[8]前話
「この子だけですが」
「何か」
シンシアはその子猫が自分をじっと見ているのを見て言った。
「この子も」
「そうだね、縁を感じるね」
アンドレもその猫を見て言った。
「この子にも」
「それじゃあね」
「この子もね」
「家族に迎えよう」
こう話してだった。
二人はその猫も家族に迎えた、二匹共雄で犬はヘンリー猫はバルーと名付けられた。そうしてだった。
一緒に暮らし外にピクニックやハイキングに行く時は常に二匹共連れて行った。すると二匹共だった。
「ワンワン」
「ニャア」
家の中でも元気だが外でもはしゃいだ、流石に放すと何処に行くかわからないのでリードを付けているが。
それでもだ、二匹共はしゃいで。
二匹は仲良しでしかもだった。
「外でもだね」
「ええ、私達にべったりね」
二匹共といのだ。
「本当にね」
「お家の中と同じだね」
「アウトドア派だけれど甘えん坊で寂しがり屋で」
「そうしたところも可愛いね」
「そうね。それじゃあね」
「これからもずっとにね」
「ヘンリーとバルーと一緒にね」
家族に迎えた彼等と、というのだ。
「自然と一緒の生活を楽しみましょう」
「そうしていこうね」
「自然と素敵な家族に囲まれて」
シンシアはハイキングに出ている時に満面の笑顔で言った。外で食べるバーベキューも実に美味かった。
「最高ね」
「全くだね」
アンドレも応えた、そして。
バーベキューの肉が焼けるとヘンリーとバルーに声をかけた。
「食べよう、一緒にね」
「ワンッ」
「ニャンッ」
二匹は彼の言葉に嬉しそうに応えた、そしてだった。
家族全員でハイキングもバーベキューも楽しんだ。彼等は最高の幸せに囲まれていた。
ハイキング好きの犬と猫 完
2021・6・20
[8]前話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ