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先立つ"砂崩し"
先立つ"砂崩し"
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「砂隠れの風影も,我々の手にかかれば敵ではありませんね。」

カブトの言葉に,大蛇丸は振り返って微笑む。

「当然よ。……こんなものは前座に過ぎない。」

「いよいよですね,"木ノ葉崩し"……。」


――先立つ"砂崩し" fin.





〜おまけ〜

帰路,カブトが口を開く。

「しかしあの程度で風影の護衛とは……。これでは,例の我愛羅くんの方が余程強そうですね。」

「我愛羅?」

「おや,君麻呂は初めて聞きますか。さっきの風影の息子,"砂漠の我愛羅"……覚えておくといいですよ。まあ,今回のところは味方ですから,戦う機会は無いでしょうけどね。」

「……。」
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