第七幕その四
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「皆となのよ」
「お菓子もですか」
「食べているのよ」
「果物も」
「そうなの。あとお野菜もね」
こちらもというのです。
「私のお家の畑では甘いものばかりでしょ」
「はい、西瓜とか苺とか」
「そちらはどうかしら」
「物凄く美味しいです」
畑のお野菜もとです、カルロスは答えました。
「本当に」
「今西瓜食べてますけれど」
「美味しいです」
「みずみずしくて凄く甘くて」
「最高の林檎です」
「マンチキンの西瓜ですね」
カルロスはその青い西瓜を見て言いました。
「これは」
「ええ、外は青と黒でね」
「緑と黒でなくで」
「そして中身もね」
「青ですね」
「その青いマンチキンの西瓜も」
これもというのです。
「凄くね」
「美味しいんですね」
「私達が手にかけて作ってるから」
それでというのです。
「美味しいのよ」
「そういうことですね」
「他のお野菜は耕していないけれど」
将軍のお家ではです。
「甘いものはね」
「そうしていますね」
「だから西瓜があって」
「苺もですね」
「そうなのよ」
「そうですか、あとパイナップルもありますね」
カルロスはこちらのお野菜のお話も出しました。
「そうですね」
「甘いからね」
「だからですね」
「そう、私もうちの人も甘いもの大好きだから」
「作ってですか」
「食べて楽しんでいるのよ」
そうしているというのです。
「本当に」
「そうですか」
「ええ、西瓜もね」
このお野菜もというのです。
「それで作ってね」
「食べて」
「楽しんでいるわ、しかしね」
「しかし?」
「私マンチキンの西瓜は知っているけれど」
この国の西瓜はというのです。
「実は他の国の西瓜はね」
「ご存知ないですか」
「そうなの」
実際にというのです。
「ウィンキーとかギリキンの西瓜はね」
「カドリングの西瓜もですか」
「そうなの」
それはというのです。
「エメラルドの都の西瓜もね」
「それぞれの西瓜で色が違うのは」
カルロスも言いました。
「らしいですね」
「オズの国らしいでしょ」
「はい、この西瓜は」
今食べている西瓜を見て言いました。
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