暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
ANSUR7其は天秤の狭間で揺れる最後の王〜Rusylion〜
[12/14]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
従えしは12柱のいと美しき従士。其は巫女、其は医者、其は後見人、其は使者、其は従者、其は鋤、其は恋愛、其は縁結び、其は誓い、其は詮索、其は扉、其は礼儀」
「『フレースヴェルグ!』」
「従えし女中と共に、かの女帝は天にて舞い踊る」
アイリと切り結ぶ中、はやてから放たれた砲撃がわたしとアイリの側を通り過ぎ、ルシルへと殺到してく。連射される砲撃を、ルシルはイドゥンで吸収して、「魔力をありがとう!」ってお礼を言う。うん、やっぱ砲撃はダメかぁ。
「やるじゃん、アイリ! 近接戦力、すごく強化されてる!『はやて。1発だけわたしの直撃コースでお願い!』
――炎牙月閃刃――
「まあね! 元々持ってたみたいなんだよね。もうちょっと早くに起動してくれてたら、これまでのエグリゴリ戦争、もっと楽に戦えたと思うんだけどね!」
炎の斬撃で氷槍を切断しても、アイリはすぐに新しい氷槍を作り出してくるから厄介だ。
『えええ!? 大丈夫なん!?』
『問題無し!』
『じゃあ・・・行くよ!』
背後に向かって高速で砲撃が迫る中、アイリを射線に誘導して、さらに鍔迫り合いで足止め+ベルカ式バインド魔法の「拘輪環!」で、あの子の腰を拘束してやれば・・・。
「ぅあ! ちょっ、待っ、マイス――にゃあああああああ!」
――
至高女神の聖極光
(
コード・フリッグ
)
――
砲撃を直撃させることに成功。その直後に、ルシル、わたし、はやてを隔てるようにバチバチと放電するオーロラが発生。わたしとはやてを隔てるオーロラに砲撃が次々と着弾するけど、1発たりとも通さない。攻防一体の雷撃系広域対空攻撃フリッグだ。
「アイリが墜ちたか」
「そ! あとはルシルだけ! わたしとはやてを相手に、どれだけもつかな!?『喚ぶよ、トリシュ!』」
『いつでも!』
――剣神モード――
アイリをバインドで宙に拘束すると同時に絶対切断スキルを発動して、ルシルの意識をわたしに集中させる。魔術ならいざ知らず、魔法は容易く斬り裂ける絶対切断に、ルシルも警戒心をあらわにした。
「
召喚
(
フォーアラードゥング
)
!」
と、ここでわたしはトリシュを結界内に呼び寄せるキーワードを詠唱。臨界を超えそうなほど集束した魔力矢を“イゾルデ”に番えたトリシュを、ルシルの真後ろに出現させた。
「っ!?」
「お久しぶりです、ルシルさん! あなたを愛するトリシュタン、参りました!」
――果て無き深淵を穿つは天壌の至宝――
「トリシ――」
――
女神の救
(
コード・イド
)
・・・――
集束砲をほぼ零距離で受けたルシルは、そのまま砲撃と一緒に闘技場の中央に着弾して、起こった強大な魔力爆発に呑まれた。
「イリス! 魔力を使い切ったの
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ