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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
ANSUR7其は天秤の狭間で揺れる最後の王〜Rusylion〜
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い!」

「マイスター! 揉むならアイリので! いつでもどこでもウェルカムだからね!」

「やめんか!」

アイリはわざわざルシルの目の前にまで行って、ルシルの目の前に自分の胸を突き出した。ルシルがそんなアイリをグイッと横に移動させ、はやてが「セクハラ容疑も追加やね、ルシル君?」って目の笑ってない笑顔を浮かべ、ルシルがブルッと体を震わせたところで・・・

『ブルータル・シャオム!』

「「あ・・・!」」

アインスが魔法を発動した。ルシルとアイリを閉じ込めたのは、ルシルがシグナム達を閉じ込めてる魔力球と似通った魔力球。違いは、球内に何十個って言う小さな魔力球が一緒って言うくらい。

『イリス。私の最大魔法の準備完了。いつでもどうぞ』

『了解! すぐに召喚するから、もうちょい待って!』

爆ぜろ(デトナツィオン)!』

「マイスター!」

「させん!」

――女神の救済(コード・イドゥン)――

ルシルは自分たちを閉じ込めてる魔力球に触れて、その魔力を吸収することで自由の身にはなった。だけど、何十個の魔力球は完全に吸収できず、全方位からの何十回もの魔力爆発に呑まれた。

『ルシル。この魔法は、お前の闇黒系最強の女神の夜宴(コード・ノート)を基に組んだ魔法だ。ノートに比べれば威力は微々たるものだろうが、それでも効いたろう? 主はやて、シャル。これで終わったとは思えません。追撃の用意を』

『え、あ、う・・・うん』

「だね」

“キルシュブリューテ”の通常カートリッジをロードして、刀身に防御貫通系の魔法を付加していると、爆発と同時に発生した煙からルシルがボフッと出てきた。ルシルもアイリも無事っぽい。まぁ、ルシルの蒼翼もアイリの結晶翼も完全に砕けてるけどね。

「やってくれるな、アインス・・・」

「けほっ、けほっ。本気で撃墜しに掛かってきたよね。まぁ、ガチ戦闘なんだからしょうがないけど」

ルシルの機動力が落ちてる今がチャンスなんだろうけど、まだ確実じゃない。だから『はやて、アインス。ルシルだけでも足止して。わたしが近接で押さえるから、わたし諸共って感じでOKよ』って、割と今更な指示を出す。

『了解や』『了解した』

――閃駆――

宙を蹴って、一足飛びでルシルに突っ込む。アイリが「コード・シャルギエル!」って氷槍を1本生成して、わたしの前に立ちはだかった。そして後衛としての役目を果たすためか、ルシルは後退した。

「アインス!」

『はい!』

「『来よ、白銀の風!』」

「其は天と大気を司りし偉大にして至高の女帝。鷹の羽衣の纏いて空を翔け、遥かなる世界の空に煌幕を張り揺らめかせる」

「『天よりそそぐ矢羽となれ!』」

「かの女帝が
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