第五章 トリスタニアの休日
幕間 待つ女、待たない女
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ルイズ 「……だ、大丈夫?」
ジェシカ 「だ、大丈夫じゃないわよ……し、死ぬかと思った」
ルイズ 「ふ、ふふ……わたしも、か、身体の感覚がまだ、戻らないわ」
ジェシカ 「あ、あたしは……まだ、か、身体が痛い……」
ルイズ 「……わ、わかるわ……わたしも経験あるし……撫でてたら少しはましになるわよ」
ジェシカ 「ほ、本当? っぅう……もう、さっきまでは大丈夫だったのに」
ルイズ 「ま、まあ、シロウに抱かれてるうちは、それどころじゃないから……ね」
ジェシカ 「……凄かったわね……死ぬかと思った……」
ルイズ 「もう……おかげで身体中どろどろよ」
ジェシカ 「……これが一人の人間から出たなんて、目の前で見たのに信じられないわね」
ルイズ 「……でも、これでもマシな方よ……」
ジェシカ 「……っ?! こ、これでも? 嘘でしょ」
ルイズ 「ちょっと前に事情があってね……あ、あれは……溺れるかと思った……」
ジェシカ 「……お、溺れる? っは、はは……想像もつかないわね」
自身が味わったのは、まだ序の口であったことを教えられたジェシカは、驚愕と共に、身体の奥の芯に火がつくのを感じた。
自身が味わった、想像以上の快楽を超えるものがあると教えられ、期待に身体が燃え上がる。
ああ、ジェシカよ。
君が望むのは、愛か快楽か……。
ここに今、快楽の煉獄に身を焼かれることになる女性が一人……。
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