第六幕その九
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「何かと思ったら」
「鳩の匂いと気配がするのに見えなかったけれど」
「それはどうしかって思ったら」
「この鳥だったんだ」
「この鳥が近くで寝ていたんだ」
「この鳥動かないしね」
「動かないと本当に草の塊にしか見えないし」
「それなら僕達にもわからないよ」
皆でお話しながら納得しました。
「この農園には鳥も結構いるしね」
「棲み処にしていて」
「匂いや気配がしたら確かめてるけれど」
「それで見えなかったからどうかって思ったら」
「こうしたことだったんだ」
「ドードー鳥は鳩の仲間だしね」
「ああ、鳩の仲間なんだね」
カルロスは犬達のお話を聞いてこのことがわかりました。
「そうなんだね」
「はい、そうなんです」
「ドードー鳥は鳥の仲間です」
「他の鳥に見えても」
「実はそうなんですよ」
「そのことも知ったよ、成程ね」
あらためて言うカルロスでした。
「ドードー鳥はそうなんだね」
「そうなんです」
「それで特に悪いこともしない鳥ですから」
「寝てるならそっとしておきましょう」
「それじゃあ収穫ですね」
「ラムレーズンの」
「うん、それをしようね」
カルロスは犬達に笑顔で応えて皆と一緒にラムレーズンの木の方に戻ってでした、そうしてラムレーズンの収穫を行い。
他の木の収穫もしてお昼ご飯は今回はお家の中で食べました、そこでカルロスは将軍とご主人にドードー鳥のことをお話しましたが。
将軍はそのお話を聞いて言いました。
「前に柵が壊れていた時があったから」
「その時にですか」
「入ったのかもね」
「そうなんですね」
「ええ、けれどね」
将軍はご飯を食べながら答えました、今日のお昼はマンチキンの青いお米のご飯に茸と玉葱のお味噌汁にです。
菊菜をおひたしにしたものと冷奴そして焼き魚です。和食です。
「ドードー鳥は大人しい鳥だし」
「別に問題ないですか」
「この農園は他にも沢山の鳥達が棲み処にしているから」
「ドードー鳥が棲んでもですか」
「いいわ」
そうだというのです。
「別にね」
「そうですか」
「そう、だからね」
それでというのです。
「棲んでいるのがわかったらね」
「いいですか」
「もうそれでね」
「いや、ドードー鳥が棲むとね」
ご主人も笑顔で言ってきました、お箸を使ってお魚を食べています。
「僕はあの鳥が好きだからね」
「いいですか」
「じゃあそのままにして」
「その姿を見てですね」
「楽しむよ」
「そうされますね」
「うん、大人しい鳥だし」
ご主人もこう言いました。
「だからね」
「このままですね」
「いてもらうよ」
「柵はもうなおしましたしね」
ワインが言ってきました。
「問題なしですね」
「全く
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ