第131話
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を傷つけずにアンリエットさんの死霊術から解放する方法で何かないのですか!?」
クロウの要求に対してユーシスが呆れた表情で答えた後トワは真剣な表情でクロチルダ達にクロウを解放する方法を訊ねた。
「一番手っ取り早いのは”術者”であるアンリエットを気絶させる事よ!そうすればアンデッド達もそうだけどクロウを操っている死霊術も自動的に解除されるわ!」
「もしくは私達がアンリエットさんの死霊術を解析して、私達がアンリエットさんの死霊術に介入して解除する事ですが………」
「相手の魔術の術式――――――ましてや死霊使い(ネクロマンサー)の術式の解析なんて、ロゼでもそう簡単にはできないでしょうから、そっちにはあんまり期待しない方がいいわよ!」
「ハッ、結局はあのオカルト使いの女をシメればいいだけじゃねぇか……!」
「来るぞ……っ!」
クロチルダ達の説明を聞いたアッシュは鼻を鳴らし、ミュラーは今にも襲い掛かってきそう敵達を見て警告した。そしてアリサ達はアンリエット達との戦闘を開始した!
〜同時刻・海都オルディス上空・メルカバ伍号機・甲板〜
一方その頃、オルディスの上空にステルスモードを展開している”メルカバ”の”伍号機”の甲板にエステル、ヨシュア、ミント、フェミリンスがある人物達に見送られようとしていた。
「あの見るからに豪華な建物が”四大名門”の一角にして帝国貴族を率いる”カイエン公爵家”の城館や。」
「ず、随分と豪華で大きい館ね〜。バリアハートやルーレにあった屋敷とも比べ物にならないじゃない。」
「というか、もう”家”や”屋敷”じゃなく”お城”に見えるよね……」
エステル達を見送ろうとしている神父――――――トマスと同じ守護騎士――――――第五位”千の護手”ケビン・グラハムは城館に視線を向けてエステル達に説明し、城館に視線を向けたエステルはジト目で、ミントは冷や汗をかいて苦笑しながらそれぞれの感想を口にし
「オルディスがゼムリア大陸でも最大規模の海都である事から、税収は間違いなく他の四大名門の本拠地よりも圧倒している事もあるだろうし、何よりもカイエン公爵家は帝国貴族を率いるリーダー的存在でもあったから、他の四大名門の館よりも”格上”にしたんだろうね。」
「まさに”血統主義”の帝国貴族達の筆頭らしい館と言うべきですわね。」
エステルとミントの言葉に対してヨシュアとフェミリンスはそれぞれ静かな表情で答えた。
「それで念のために確認しておくけど、本当にあの館でオリビエ達やリィン君達が戦っているのよね?」
「はい。”紅き翼”と連絡を取り合っているバルクホルン卿の話によると、灰色の騎士達はオルディス奪還の為には”黄昏の呪い”
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