第131話
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なヤバすぎる女までハーレムの一員にするとか、あのシスコンリア充剣士は何を考えていやがる――――――うおっ!?」
「……ッ!?一体何をするんだ、クロウ!?」
その時疲れた表情で溜息を吐いたクロウは突如自分の一番近くにいたアンゼリカに攻撃し、咄嗟にクロウの攻撃を防いだアンゼリカはクロウの行動に困惑していた。
「わからねぇ!体が勝手に動きやがるんだ……!く……っ……左右に散開して回避しろ!」
後ろに跳躍してアンゼリカから離れたクロウは困惑の表情で答えた後必死に何かに耐えるような表情を浮かべながら武装を双刃剣から双銃に変えてアリサ達に警告し、そしてクラフト―――――クイックバーストをアリサ達に放った。クロウによる突然の同士討ち(フレンドリーファイアー)はクロウの警告によってアリサ達が咄嗟に左右に散開した事で命中しなかった。
「ちょっ、僕達は味方なのに、何で僕達を攻撃するんだ!?」
「だから体が勝手に動くって言っているだろうが!?俺の意思じゃねぇ!」
「!しまった……!クロウの肉体は”不死者”だから、アンリエットの死霊術の影響を受けてしまったのね……!」
「クロチルダさんはクロウ君の状況について何か気づいたんですか……!?」
マキアスの指摘に対して反論するクロウの様子を見てあることに気づいて厳しい表情を浮かべて呟いたクロチルダの言葉を聞いたトワはクロチルダに訊ねた。
「姉さんの説明にもあったように、死霊使い(ネクロマンサー)の術の一つとして、アンデッド――――――つまり、”不死者を操る術”があります。ですから、”肉体が不死者”のクロウさんも現在アンデッド達を操っているアンリエットさんの死霊術の影響を受けた事によって無理矢理私達と敵対させられているんです……!」
「何ですって!?くっ………アンリエットと言ったわね。――――――すぐにクロウにかけている術を解きなさい!」
クロチルダの代わりに答えたエマの説明を聞いて血相を変えたサラは厳しい表情でアンリエットを睨んで命令した。
「わたしの目的はあなたさま達をリィン様達の所に向かわせない事。あなたさま達が引き返すのであれば、そちらの不死者を解放致しましょう。そのつもりがないのであれば、リィン様達が使命を果たされるまでここで死霊達と戯れてもらいます。」
サラの命令に対して静かな表情で答えたアンリエットが杖を振ると死霊や不死者達、そしてクロウはそれぞれ戦闘態勢に入った。
「クソッ、可愛い顔をしている割にはやる事がえげつな過ぎだろ……!すまねぇが、できるだけ俺へのダメージを最小限に抑えて俺を無力化してくれ……!」
「ええい、世話の焼ける……!」
「クロチルダさん、エマちゃん、セリーヌちゃん!クロウ君
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