第131話
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ていた。一方アンリエットの様子を見たアリサ達はそれぞれの武装を構え
「相手は一人よ!理由はわからないけど、ベルフェゴールが現れないのだったら、現れない内に速攻でアンリエットを無力化するわよ――――――!」
「”一人”………?おかしなことを仰いますね。あなたさま達を阻む”死霊”はあなたさま達の周囲にたくさんいるのに。」
「へ……し、”死霊”……?」
「!まさか――――――」
サラの号令に対して不思議そうな表情で首を傾げて呟いたアンリエットの言葉の意味がわからなかったマキアスが困惑の表情を浮かべている中、アンリエットの言葉の意味を理解していたエマは血相を変えた。するとその時、なんとアリサ達の周囲に散乱していた鉄道憲兵隊や正規軍の遺体が起き上がり、更に死霊達が次々と姿を現した!
「オオオォォォ…………」
「イヤダ、シニタクナイ………!」
「イタイ、イタイ、クルシイ……!」
「ヒッ!?し、死体が起き上がった……!?」
「それに突然現れた目の前の不可解な”魔物”はまさかローゼングリン城の時の……!」
「あわわわわわ……っ!?ほ、本物のゾンビにお化け〜〜〜〜〜〜!?」
アンリエットの呼びかけによってゾンビとして起き上がった鉄道憲兵隊や正規軍、そして死霊達を目にしたエリオットは悲鳴を上げ、ガイウスは真剣な表情で声を上げ、ミリアムは表情を青褪めさせて声を上げ
「ゾンビと死霊を操る……―――――!まさかとは思うけどアンタ……死霊使い(ネクロマンサー)!?」
「死霊使い(ネクロマンサー)とは一体何なんです……!?」
「死霊使い(ネクロマンサー)は死者や霊を用いた術、そして霊魂もそうだけど死体をアンデッドに変えて操る事もできる暗黒魔道の使い手――――――つまり、私達”魔女”からすれば、後戻りできない所まで堕ちた魔術師――――――”外法”の魔道士よ!」
アンリエットの正体を察したセリーヌは厳しい表情で声を上げ、セリーヌが口にした言葉の意味がわからないセドリックの疑問にクロチルダが答えた。
「ゾンビに死霊、”外法”の魔道士って事は不良神父や眼鏡教官達の案件じゃねぇか!?」
「いやいや、彼女はリィン君の使い魔でもあるんだから、彼女をリィン君の許可もなしに勝手に滅したりなんてしたら、リィン君達も私達の事を”本気”で敵として認定するだろうから、少なくても彼女を滅する事は絶対に避けるべきだよ。」
「チッ、せめてトマス教官とロジーヌがこの場にいれば、ゾンビや死霊達への対処は簡単だったのでしょうけど……!」
厳しい表情で声を上げたアガットの言葉に対してオリヴァルト皇子は疲れた表情で答え、サラは舌打ちをして厳しい表情を浮かべた。
「ったく、冗談抜きであん
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