第131話
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達はそれぞれの相手と対峙した。
「――――――灰獅子隊、これより、敵将達の制圧を開始する。みんな、行くぞっ!!」
「おおっ!!」
そしてリィンの号令を合図にリィン達はそれぞれの相手との戦闘を開始した!
〜城館内〜
リィン達がクレア少佐達との戦闘を開始する少し前、ジン達の加勢によってレン達による守りを突破したトワ達は”饗応の間”の一つ手前のフロアに到着していた。
「随分と広い所に出たな……」
「うん……さっきの正面ロビーより広いよね……?」
「ハッ、いかにも仕掛けてきそうな場所だな。」
フロアに到着して周囲を見回したマキアスの感想にエリオットは頷き、アッシュは鼻を鳴らして周囲を警戒していた。
「レン皇女殿下の話通りだと、ベルフェゴールとリィンの新たな使い魔が俺達を待ち構えているはずだが……」
「見た所、誰もいませんよね……?」
「姿が見えないからと言って油断は禁物よ。あの女は”転位”もできるのだから、いつ私達の目の前に現れる事もそうだけど背後に現れて奇襲を仕掛けてきてもおかしくないわよ。」
周囲を見回したユーシスは真剣な表情で呟き、周囲に誰もいない事を戸惑っているセドリックにセリーヌは目を細めて指摘した。
「……少なくてもあたし達を阻む最後の関門がここである事は間違いないでしょうね。」
「あん?何でお前は確信しているんだ、シェラザード。」
ある事に気づいて呟いたシェラザードの言葉が気になったアガットは不思議そうな表情でシェラザードに訊ね
「―――――あれを見て。」
訊ねられたシェラザードがある方向――――――自分達の進行方向の出入口に展開されている結界を指さした。
「霊的な障壁……!」
「それも相当高位な障壁ね……少なくても私が組める術式の結界じゃ、遠く及ばないわ。」
「フム……まさかとは思うが、あの結界が”最後の関門”である彼女達による足止めで、彼女達自身はリィン君達と共に子爵閣下達の相手をしているかもしれないね。」
「”魔神”による結界等、そう簡単には破る事はできないからな……」
結界を目にしたエマは真剣な表情で呟き、クロチルダは結界を分析し始め、オリヴァルト皇子とミュラーはベルフェゴールの意図を考え込んでいた。
「ベルフェゴールの意図はわからないけど、本人が姿を現す前にとっとと結界を破壊して先を急ぐわよ――――――」
そして自身の得物を構えたサラが結界に向けて走り出したその時
「!上ですわ、サラ様!」
「!!」
サラの頭上に雷が発生した事に逸早く気づいたシャロンがサラに警告し、警告に気づいたサラは後ろに跳躍して落雷を回避した。
「サラ教官!?」
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