第131話
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人形達を見たステラは真剣な表情で声を上げ、フォルデは呆れた表情で呟いた。
「フフ、”乙女”殿の言う通り、確かに其方達の戦力は圧倒的だ。――――――だが、それがどうした!?」
その時ガウェインは不敵な笑みを浮かべてリィン達を見回した後声を上げると共に全身に膨大な闘気を纏った!
「我が剣は”全てを守る剣”……!どんな圧倒的な戦力であろうと、理不尽な出来事だろうと、この剣と忠誠を持って我が命に代えてでも全て”絶つ”……!」
「子爵閣下……どうしてそこまで……」
「お兄様、もしかして子爵閣下が”呪い”に操られてしまった理由は……」
「ああ……”焦土作戦という理不尽な出来事”から守れなかった故郷、領民に関する罪悪感……更に子爵閣下が支えると決めたオリヴァルト殿下達の状況が内戦の時以上に絶望的であることを憂いていた事……そして、領民自身からアルノール皇家への忠誠を批難された事による無力感を突かれた事によってオズボーン宰相達側として操られるようになったのだろうな。」
「”哀れ”としかいいようがないわね……」
玉砕も躊躇わないガウェインの様子にアルフィンが困惑している中事情を察したセレーネとリィンの会話を聞いたエーデルガルトは複雑そうな表情でガウェインを見つめた。
「子爵閣下……貴方がそんなことになってしまった事は本当に残念ですが、それでも俺達は貴方を超えさせてもらう。”エレボニアを救う為には俺は連合側として武勲を挙げ続ける必要がある”のですから……例えその結果がラウラに――――――仲間達から恨まれることになったとしても、俺はこの”道”を進み続ける。来い――――――アイドス!」
静かな表情でガウェインを見つめて呟いたリィンは神剣アイドスをガウェインに向けると共にアイドスの名を呼んでアイドスを自身の傍に召喚し
「多くの責任を背負った事によって”呪い”に選ばれてしまった哀れなる剣客よ………せめて我が”慈悲”をもって楽にしてさしあげましょう。」
召喚されたアイドスは異空間から自身の愛剣――――――真実の十字架を取り出した後構えて宣言した。
「エーデルガルト、ディミトリ、クロード、そしてオリエさんは予定通りの戦闘配置についてくれ!」
「ええ!」
「「ああ!」」
「はい!」
リィンの指示にそれぞれ答えたエーデルガルト達はリィンとアイドスと共にガウェインと対峙し
「エリス、ミュゼ、アルフィン、アルティナ、クルトの5人は人形達の相手を!ステラとフォルデ先輩、そしてリタはクレア少佐の相手を!」
「「「「「「はいっ!!」」」」」」
「了解!」
「おうっ!」
更にリィンはエリス達にそれぞれ指示をし、リィンの指示によってエリス
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