第131話
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を。」
「へ……い、”1級”って事は”準遊撃士”!?」
「おい、ジン……何考えていやがるんだ?”1級”は”準遊撃士”の中では最高ランクだが、連合と帝国の戦争の件に関わらせるのは幾ら何でも厳しすぎるぞ……!?」
男性――――――A級正遊撃士にして”不動”の異名で呼ばれているジン・ヴァセックが名乗り上げた後娘――――――準遊撃士エレイン・オークレールも続くように名乗り、エレインが準遊撃士と知ったアネラスは驚き、アガットは困惑の表情で指摘した。
「ハハ、アネラスとアガットの反応は当然だが心配無用だ。エレインは相当”筋”がよくてな。サラやエステル達以来の最年少A級正遊撃士になるんじゃないかと言われている旧共和国の遊撃士協会にとっては超有望なホープだ。」
「ハアッ!?」
「という事はそちらの女性――――――エレインさんはサラ教官に並ぶ使い手なのか……」
「フフ、ジンさんを含めた周りの人達が私の事を持ち上げすぎているだけよ。私自身は分不相応な評価だと思っているもの。」
ジンの説明を聞いたその場のいる多くのの者達が血相を変えている中サラは驚きの声を上げ、呆けた表情で呟いたガイウスの言葉にエレインは苦笑しながら答えた後表情を引き締めてジンと共にレン達と対峙した。
「さてと……わざわざ再会を喜ぶ時間を待ってくれた事には感謝しとくぜ。」
「うふふ、別にいいわよ?ジンおじさんとはオリビエお兄さん達同様、”影の国”以来の再会になるんだから、ちょっとしたサービスよ♪」
「フフ、それにしてもこのタイミングで旧共和国側の遊撃士協会の”不動”が援軍として駆けつけてくるなんて、これも完全に想定外だったわね。」
「ああ。この調子だと、更なる援軍の可能性も十分に考えられるな。」
「そうだな……それこそその援軍がヨシュア達の可能性もあるかもしれん。」
ジンの言葉に対してレンは小悪魔な笑みを浮かべて答え、エンネアとアイネスは興味ありげな表情でジン達を見つめ、レーヴェは静かな表情で推測した。
「さすがにエステル達に来られると冗談抜きで状況を変えられるから、レンとしては来てほしくないのだけど……それはともかく、教会から連合とやり合う際に守護騎士や古代遺物の使用禁止を命じられているにも関わらず、レン達の目の前で堂々と禁止されている力を使うなんて、生徒達のピンチに血迷ったのかしら、”匣使い”さん?」
「いえいえ、私は教会の命令にはちゃんと従っていますよ?貴女達との戦闘の際は守護騎士――――――いえ、”星杯騎士”として得た力で貴女達に攻撃や妨害の類は行いませんし、ロジーヌ君にも星杯騎士団で習得した法術や戦技を決して貴女達を含めた連合の関係
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