第二章
[8]前話
茶色の毛の優しい目の馬と一緒に仲良く遊んでいた、エマにその光景を見せつつ話した。
「猫はサビー、雌猫で小猫の時からここにいるらしいの」
「そうなの」
「それで馬はダコタといって」
今度は馬の話をした。
「雄でね、いつもご飯を食べたらね」
「サビーのところに行くのね」
「そうしているのよ」
「そうなのね」
「それでサビーもね」
猫の方もというのだ。
「ご飯を食べたらああしてね」
「牧場に出てなのね」
「一緒にいるの」
「そうなのね」
「いや、見ていて嬉しくなるわ」
ここで中年の茶色の短い髪の毛と緑の目の長身の徐勢が出て来た。
「二匹の仲いい様子を見ているだけでね」
「この牧場のオーナーよ」
友人はエマに彼女のことも紹介した」
「デニース=キニーさんよ」
「宜しくお願いします」
「こちらこそね。それでね」
デニースはエマにさらに話した。
「いつもね」
「あの子達を見てですか」
「癒されてるわ、種族が違っていても」
「猫と馬でも」
「仲良くなれるのね」
「どっちも大きな音に敏感だったりしますし」
エマは猫と馬の生物的な特徴も話した。
「大きさは違っても」
「同じところもあって」
「それで一緒にいたりもして」
「仲良くなれるのね」
「そうみたいですね。ですが種族が違っても仲がいいと」
「それを見ているだけでね」
「こちらも幸せな気持ちになれますね」
家のサビーとコメットを思い出しつつ述べた。
「そうですね、じゃああの子達を見ながら」
デニーズはエマと友人に笑顔で話した。
「これから飲まない?」
「ビールですか?」
「お昼だから。食べながらね」
昼食をというのだ。
「そうしない?」
「それじゃあ」
エマも有人も笑顔で応えた、そうしてだった。
仲のいい二匹を見ながら外で昼食を食べつつ乾杯した、エマはこの時家の二匹のことも話した。そしてさらに幸せな気持ちになった。
猫と馬の家族 完
2021・6・15
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