ネガーエンド始動
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杯戦争は、きちんと所定の場所で行ってもらいます』
「でも、このままじゃ地球が……」
『ああ、そこは心配ないよ』
すると、モノクマがにやりと歪んだ笑みを浮かべた。
『地球が無くなっても、聖杯戦争は続けられるよ。ボクの道具で、疑似的な地球を創れるからね』
「それ……それじゃあ、地球に住んでる、他の人たちは!?」
『ウププ。それ、聖杯戦争に関係ある?』
モノクマの白い方の眼が、赤く輝く。
『君たちは願いのために戦って、願いを叶えることができる。参加者じゃないところがどうなったところで、関係あるの?』
「あるに……」
「あるに決まってる!」
響の言葉は、未来の大声に飲まれた。
未来は、響の前に立ち、モノクマへ怒鳴った。
モノクマは未来を詰まらなさそうに眺め、吐き捨てる。
『ああ。バングレイのお人形さんか。まだいたの? 君、もう消えてもいいよ』
「響は、人と人を繋ぐために戦ってきたんだから……その響が、他の誰かを傷つけてでも願いを叶えようとするはずがない!」
「未来……」
「だから、このムー大陸は、絶対に止める! 響と、私が!」
すると、モノクマは『へえ……』と頷いた。
『もう変身する体力もない、限界を迎えたランサーと、シンフォギアを失ったただの一般人の君が? このムー大陸を止める? うぷぷぷぷぷ、あっははははははははは!』
未来の言葉に、モノクマは口を大きく開く。
『面白い! そこまで言うなら、いいよ? やってみたら? このデッカイデッカイムー大陸をどうこうしてみなよ!』
モノクマの背後に、銀のオーロラが現れた。それは、今度は響の回収には向かわず、モノクマだけを飲み込む。
『それじゃ、今回のムー大陸最後のイベントだね! このムー大陸を、君たち二人で止めてごらんよ!』
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