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魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
G編
第84話:徐々に壊れていく
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言うのに、既に助かった気でいるようだ。
そんな彼を無視して、颯人とソーサラーは対峙する。互いにフレイムドラゴンウィザードリングとチェンジウィザードリングを指に嵌め、ドライバーを出現させた。
〈〈ドライバーオン〉〉
〈プリーズ〉〈ナーウ〉
腰に出現させたドライバーのレバーを動かし、互いに変身の準備を整える。
〈〈シャバドゥビタッチ、ヘンシーン! シャバドゥビタッチ、ヘンシーン!〉〉
「「変身!」」
〈フレイム、ドラゴン。ボー、ボー、ボーボーボー!〉
〈チェンジ、ナーウ〉
フレイムドラゴンに変身する颯人と変身するソーサラー。対峙する2人は、暫し睨み合った後一気に接近しウィザーソードガンとハルバードをぶつけ合った。
***
その頃、響は1人での鍛錬を切り上げ、未来と共に昼食を何処かでとろうと歩いていた。
「これからどうしようか?」
「お昼食べて、それからお買い物かな?」
「よし! それじゃあおばあちゃんの所に行こう!」
意気揚々と歩みを進める響に、未来も釣られて笑みを浮かべる。
戦いの合間の、穏やかな一時。
しかしそれが終わりを告げるのにかかった時間は、そう長くは無かった。
出し抜けに2人の進行方向で起こる爆発。舞い上がる黒煙に、2人の顔が驚愕に染まる。
「今のって――」
「くっ!」
目前で起こった異変に、響が走り出し未来がそれに続く。
そこで行われていたのは、フレイムドラゴンに変身した颯人とソーサラーによる激しい戦いであった。
「んなろうッ!?」
颯人がコピーしたウィザーソードガンによる二丁拳銃でソーサラーを銃撃する。不規則な弾道を描く銃弾がソーサラーに襲い掛かった。
予測不能な弾道を描く銃弾を、ソーサラーはハルバードを回転させる事で防ぎきる。
そのまま突撃してくるソーサラーを、颯人はソードモードにしたウィザーソードガンで迎え撃つ。透のそれとは違う、足の素早さではなく手先の素早さを活かした二刀流。前回と違い今回は体調も万全なので、早々遅れは取らない。
しかしソーサラーの動きも前回とは異なっていた。長物の長所を最大限に活かし、自分の領域に颯人を絶対に近付かせない。
そんな戦いをする2人の向こうに、ウェル博士が居た。片手にソロモンの杖を持ち、もう片方の手には布に包まれた何かを持っている。
「ウェヒヒヒ……誰が来ようと、これだけは絶対に渡さない――!」
狂ったような笑みを浮かべ、その場をソーサラーに任せ立ち去ろうとするウェル博士に、響が向かって行く。
「ウェル博士ッ!」
「んげっ!? 響ちゃん!?」
「な、何故お前がここに――!? くそッ!?」
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