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八条学園騒動記
第六百十七話 地獄の甘さその六

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「八条学園には中学入学からですが」
「こちらにですか」
「いますが」
 それでもというのだ。
「行ったことはないです」
「学園の近くにあっても」
「そうでして」
 それでというのだ。
「マウリアのアイスについても」
「そうですか」
「今食べ終わりましたけれど」 
 それで次はコーンを食べている。
「コーンもかなり甘いですね」
「はい、ただコーンですが」
 ここでラメダスが言ってきた。
「マウリアでは主食はあくまでお米で」
「それで、なんですね」
「コーン、玉蜀黍は栽培していても」
「主食でなくて」
「お菓子に使われたりおやつになるもので」
 そうしたポジションでというのだ。
「主食としてはです」
「食べないです」
「そうなんですね、アメリカでは結構」
「主食にもですか」
「なっています、バーボンにもです」
 この酒にもとうのだ。
「使われていますし」
「原料ですね」
「はい、元々アメリカの作物ですし」
 もっと言えばアメリカ大陸原産である、このことはトマトやカボチャ特にジャガイモも同じである。唐辛子もである、
「ですから」
「それで、ですね」
「よく食べます」
「主食としても」
「それでアメリカ以外の」
「連合の国でもですね」
「はい」
 まさにという返事だった。
「よく食べます」
「連合ではそうですね」
「玉蜀黍もです」
「主食ですね」
「その一つです、お米にです」
 まずはこの穀物でというのだ。
「麦、ジャガイモに薩摩芋に」
「稗、粟、大豆に」
「そして玉蜀黍です」
「全て主食ですね」
「連合は何でも食べる国で」
 それでというのだ。
「主食もです」
「多いですね」
「はい」
 店員はラメダスに答えた。
「そうなんです」
「そうしたお国柄ですね」
「第一は多分お米で」
「それで麦ですね」
「次は。それと他の穀物や作物がありまして」
「玉蜀黍も」
「主食としてよく食べます」
 そうなっているというのだ、実際に連合では玉蜀黍も主食の一つとみなされていてよく食べられている。
「パンにもします」
「あとバターコーンですね」
「僕の大好物です」
 バターコーンと言われてだ、店員は自然と笑顔になった。
「そちらは」
「そうですか」
「丸ごと煮てもいいですが」
「バターコーンもですね」
「好きでして」
「よく召し上がられますか」
「あとポタージュもです」 
 コーンポタージュもというのだ。
「好きです」
「そうなのですね」
「それでアイスのコーンもです」
 持つ部分であるそれもというのだ。
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