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SHUFFLE! ~The bonds of eternity~
第二章 〜罪と罰〜
その四
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も、瑠璃に関してはそれほど心配していない。どこか観察するような目を向けられていたが、神王から何か言われているのだろう。立ち振る舞いを見るにかなりの実力者、おそらく彼女はシアの護衛だ。そもそも一国の(この場合は一世界の、だが)王女を護衛も無しに学園に通わせるなど本末転倒というものだろう。ネリネにも同様に護衛が付いているはずだ。
問題はそれよりも、
(彼女はまさか……いやだとしても辻褄が合わない。一体どういうことだ?)
デイジー、と名乗った神族の少女。彼女は柳哉の知る女性とよく似ている。血族だと言われれば納得できそうなほどに。
(話し合う必要性がある、か……)
この町に戻って来ることが決まった時は考えも付かなかった問題が次々に浮上してきている。その中でもこれは最たるものだ。もう自分一人で判断が付けられる領域ではないのかもしれない。
(父さん、母さん、俺は約束を破ることになるかもしれない)
窓から空を見上げる。柳哉の心とはうらはらに、空は青く澄み渡っていた。
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