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オズのジンジャー将軍
第六幕その二

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「そうなのね」
「はい、そうです」
「それでなんですよ」
「いつも動いていますから」
「だからですね」
「慣れています」
「そうなのね、お陰で家事はすぐに終わるわ」
 将軍は笑顔で言いました。
「ではね」
「その後はですね」
「農園に行ってですね」
「次は収穫ですね」
「それをしますね」
「皆でね、今日の午前中のお留守番はね」
 それは誰かといいますと。
「ふわりにお願いするわ」
「私ですね」
「ええ、赤ちゃんをお願いね」
 そのふわりを見て言いました、将軍の傍でその小さな身体をちょこんと座らせて将軍の言葉に応えました。
「これからは」
「わかりました」
「それで私達はね」
 将軍はさらに言いました。
「家事が終わったら」
「その時はですね」
「そう、すぐに出ましょう」
 こうカルロスに答えました。
「全部終わったらね」
「収穫のお仕事に出て」
「頑張りましょう」
 そちらのお仕事もというのです、そして実際にです。
 家事はすぐに終わって将軍は赤ちゃんをトイプードルの女の子トイプードルの中でもかなり小さくて足の短い彼女に任せてでした。
 それでお家を出ました、そして五人を見てです。
 丁度玄関のところに集まっていた犬達は驚いて彼等にこう言いました。
「速いですね」
「もう家事が終わったんですか」
「もう一時間はかかると思ってたんですが」
「それがですか」
「うん、僕達は毎日お掃除とかしているからね」
 カルロスが犬達に答えました。
「そのせいでね」
「それで、ですか」
「もう終わったんですか」
「そうなのですね」
「そうなんだ」 
 こう犬達もお話しました。
「僕達はね」
「そうですか、いつもしていますと」
 シュガーも頷きました。
「確かに慣れますね」
「そういうことですか」
 メイプルも納得しているお顔です。
「そうした事情があったとは」
「やっぱり経験は大事ですね」
 杏仁も言いました。
「それも毎日ですと」
「こんなにいいことはないですね」
 レモンも五人に言いました。
「本当に」
「それで今からですね」
 ビスケットは五人に尋ねました。
「収穫のお仕事ですね」
「では案内させてもらいます」
 桜は自分から言いました。
「私達が」
「今日も収穫するものは多いです」
 サフランはこのお話をしました。
「ですから頑張っていきましょう」
「今日も楽しんでいって下さいね」
 ワインは五人の近くにあるお家の手すりの上から言ってきました。
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