第四百六十四話 キールでの邂逅その六
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「そんなにだろ」
「その胸で言われても説得力ありませんわ」
「そうか?」
「ええ、かなり」
こうイェーガーに返した。
「どうしたらそれだけのものになるのか」
「そうよね」
「私も同感だわ」
メリダとエリーゼも頷いた。
「そこまで大きくなるなんて」
「どうしたらそうなるのか」
「他にもそうした人いるけれど」
「イェーガーさん以外にも」
「そういえば極端だね」
美炭の声は何でもないものだった。
「女の子の胸は」
「何かあまり感情が見られないですが」
「僕にはどうでもいいことだよ」
美炭は実際にこう山井に答えた。
「女の子のことはね」
「だから胸のこともですか」
「そうなんだなって感じだよ」
「今の様に」
「そうだよ」
「しかし確かに胸の差はあるな」
「そうだな」
蒼影は紅丸の言葉に頷いた。
「紫苑もそうだな」
「かなりのものだ」
「俺は程よい位がいいな」
メリオダスは微笑んで述べた。
「やっぱりエリザベスの大きさだな」
「貴殿もぶれないな」
紅丸はこうメリオダスに述べた。
「そのことは」
「ああ、俺はやっぱりな」
「エリザベスか」
「あいつが一番だからな」
メリオダスは明るい笑みになって答えた。
「だからな」
「それでだな」
「大きい小さいは気にしないな」
「一人だけだからか」
「見ているのはな」
「そういえば陽炎さんの胸も大きいね」
葵はその陽炎の胸を見て話した。
「そしてウィッチの人にもそれがあるね」
「そうなのか」
蛭湖は葵のその言葉に問うた。
「僕も胸はあまり気にしないからな」
「気付かなかったんだ」
「そこまで見ていなかった」
葵に正直に答えた。
「実は」
「そうなんだ」
「その人の人柄は見ているが」
人間性はというのだ。
「胸は気にしていなかった」
「君そうしたところ凄く真面目だね」
「その真面目さがいいのよね」
神威は両手を頬にやって身体をくねらせて話した、その仕草のまま出す言葉の調子が実によく似合っている。
「蛭湖は」
「それはそうだね」
「あたしも女の子の胸は気にしていないだよ」
「男の子のだね」
「そう、大胸筋ね」
胸は胸でもというのだ。
「あたしが好きなのは」
「そうだね」
「胸は大事だろ」
智樹は力説した。
「大きくても小さくてもな」
「智樹君はどっちが好きなの?」
「どっちもですよ」
響に二頭身になっていやらしい笑顔で答えた。
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