第四百六十四話 キールでの邂逅その四
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「魔女、ウィッチ達とはな」
「そうですね」
「これはまたかなりですぜ」
リーベルトにキースとゲストスが応えた。
「頼りになります」
「そのことがわかります」
「いえ、こちらこそお願いします」
三人にミーナが応えた。
「何かと教えて頂ければと思っています」
「謙遜しなくていい、私達の方こそだ」
リーベルトはミーナに握手をする様にして言葉を返した。
「この世界のことも教えて欲しいしな」
「だからですか」
「そう言われると困る」
こう言うのだった。
「そもそも私は謙遜は嫌いだ」
「そうですか」
「仲間としてやっていこう」
「それでは」
「それで、ですが」
今度はなのはが言ってきた。
「この世界は二十世紀中頃の文明レベルですね」
「大体それ位ね」
フェイトはなのはのその言葉に頷いた。
「見たところ」
「そうよね」
「今は一九四五年です」
芳佳がなのは達に答えた。
「もう少ししたら一九四六年になります」
「やっぱりそうなのね」
「それ位と思っていたが」
「確か戦車や航空機がある時代だな」
セッケはこう言った。
「その年代だ」
「ご存知ですか」
「俺も結構な世界を巡ってきたからな」
セッケは芳佳に気取ったポーズで答えた。
「それ位わかるさ。フッハ!」
「そのフッハは挨拶ですか?」
「あっ、何でもない」
セッケは芳佳の今の突込みには戸惑って返した。
「わからないならいい」
「そうですか」
「そうだ、しかし君はいい娘みたいだな」
「そう言ってもらえると嬉しいです」
「世の中色々な奴がいる」
セッケは今度は暗い顔になって述べた。
「この面々は悪い奴は少ないがな」
「というかいるんですか?この中に」
「だから少ない、ルーラも口は悪いが実はいい人だ」
そのルーラを見て話した。
「誰でも絶対に見捨てないからな」
「そうね。ルーラはいい人だわ」
トゥアールもそのことは認めた。
「口が悪くて態度が横柄なだけで」
「その二つは余計よ」
ルーラ自身の言葉である。
「全く、私はそのまま言われないわね」
「そりゃ無理だろ」
「あんた本当に口悪いからな」
「いつも偉そうだしな」
ガビルの手下三人もルーラに言った。
「そこは言われるだろ」
「いい奴にしてもな」
「どうしてもな」
「全く。いつも余計なのよ」
「言われるだけましだろ」
今度はサイタマがルーラに言った。
「本当に性格悪いと誰にも相手にされないぞ」
「そうですよね」
ミモザもその通りだと頷いた。
「もうそうなりますよね」
「あんたは口と態度を何とかしろ」
サイタマはルーラをじっと見て指差して忠告した。
「さもないとずっと言われ続けるぞ」
「口と態度
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